今日は、エンマ・ゴルドマンの「婦人解放の悲劇」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
おおよそ百年前の米国の思想および権力問題について考察された随筆で、おもに婦人がどのように自由と平等を得るのかについて論じていました。
序盤のこの指摘が印象に残りました。
「おたがひに許しあへ。」と云ふのではなく、むしろ「おたがひに理解せよ。」と云ふのでなければならない。
また終盤のこの指摘も印象に残りました。「全ての圧服せられたる階級はそれ自からの努力によつてのみ真の自由を得てゐることは歴史が我々に語つてゐる。」
選挙権を得ることや公民権運動の必要性を説きつつ、それ以上に、なによりも自由を獲得するための努力によって「あらゆる偏見と伝説と習俗の覊絆を切断し、自己心内の新生を創始」し「相互に博大な心を持」って服従関係を無くしてゆくことが重要である、と説いていました。
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