今日は、中原中也の「海の詩」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
山の物語はあまたにあるけれども、海の小説は少ない、という随筆をこのまえ読んだんですが、こんかいは海を描きだす詩のことを、中原中也が記していて、魅了されました。
こころままなる人間は、いつでも海が好きなもの!
海は汝が身の鏡にて、はてなき浪の蕩揺に、汝はなが魂打眺む
ボードレールは、人と海がともに併せもつ「苦き深淵」を描きだします。パリを愛したヘミングウェイの「老人と海」を連想するような、ボードレールの「人と海」……これを中原中也が和訳した詩作品でした。
装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)