今日は、寺田寅彦の「研究的態度の養成」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
児童が研究心を持つにはどうすればいいのか、という話しを物理学者の寺田寅彦が論考しています。まず氏は「最も必要なことは児童に盛んに質問させることである」と述べます。本文こうです。
とにかく児童には、知らないことが恥でない、疑いを起さないこと、またこれを起しても考えなかったり調べなかったりすることが大なる恥である、わるいことであるといった精神を充分鼓吹してほしいと思う。
寺田寅彦が「いろいろ六ヶしい」という不思議な漢字を使っていて、六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動のことを連想しました……。本文とまったく関係がないんですが、六といえば、六道の辻というのを思い出します。六道。
尋問みたいな詰問ではなく、問いかける、というのでは、現代の図書館で質問をする人たちの記録というのがあって「レファレンス協同データベース」というのがぼくは好きで、たまにこの問いの記録を読んでいます。図書館にどういう疑問を持ってやってくる人が居るのか、そのようすをちょっと垣間見られるんです。
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