鉛筆のしん 中谷宇吉郎

 今日は、中谷宇吉郎の「鉛筆のしん」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 本屋で発見できなかったけれども、青空文庫を読むようになってから発見した書き手の中で、ぼくはいちばん好きなのは中谷宇吉郎で、この人の随筆はどれを読んでも面白いんです。イギリスやアメリカで物理学の研究をした科学者で、日本人の文化について深く踏み込んだことを、学生にも理解できるように分かりやすく書いているので、読んでいてすんなり入ってくるように思います。
 こんかいは戦争が終わってすぐのところで奇妙な考えかたにおちいっていた青年のことが記されているんですけど、本物の学者や文学者と比較したら、ぼくはどこまで行ってもたぶんこの、トンチンカンなことを考える青年に近いままなんだろうなと思うんですけど、それに対して、どういうように考えてみたら良いか、どういうように教えることにしたら良いかを論考しているのが、今回の随筆です。丁寧な暮らしと作法を重んじる、禅のような考えだなあ、と思いました。
 

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