今日は、木暮理太郎の「高原」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これは山地の裾野に広がる高原の、草原や牧場の美観や環境について記した随筆です。
「美ヶ原が」「恐らく牧場として最高のもので」「美ヶ原は私の最も好きな高原の一である」と書いていて、しかし牧場の作為的な人工物がどうも木暮氏は今ひとつ魅力を欠くように感じられるそうです。木暮氏によれば、百年前の富山県の立山にある「五色ヶ原」こそがもっとも美しいもので、そこに一週間も「夢のように遊び暮し」て、「最も嘆賞して措く能わざる高原」だと絶賛していました。おそらく現代でも、この美しさはまだ残っているのでは、と思いました。
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