惑い(5) 伊藤野枝

 今日は、伊藤野枝の「惑い」その5を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 家族ではない竜一が、逸子にお金を送っている理由は「少しでも彼女を自由にして」やりたいからなのです。「勉強だけは続けなきゃ」ということを逸子に言うのですが、逸子は学問に励む時間がなかなか作れない状況にあるんです。夫の谷はいま仕事を探しているところで、いろいろ不都合がある。
 家事と仕事と学問と娯楽と休息をぜんぶやれてしまう、という人は非常にまれなはずで、主人公の逸子の場合は、家の用事が普通の家庭よりも多い状況なんです。
 自由な時間をもつための資金を得て、これを浪費するわけにもゆかないと思って、逸子はこのお金はきちんと保管しておいて使おうと思うんです。それからやっと時間ができたので、逸子は端座して本を読みはじめるのでした……。次回に続きます。

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