今日は、八木重吉の「秋の瞳」その13を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
花鳥画のように決まったモティーフだけを扱っているのに、なにかほかの近代詩とは異なる、自由詩になっているようにおもう作品でした。
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追記 細部をよく見ると「あかんぼ」という記載であっても、赤ん坊、赤んぼと、書きかたも3種類になっていて、定律がとくに見うけられないところがあります。ふつう3種類の書き分けをしたばあいは、繰り返しは3回になるはずなんですが、それが4回になっていて「あかんぼ」という記載だけが2回くり返されています。詩人本人はおそらく、はんぶん無意識でこういった自由な書き分けをしているところがあるのでは、と思いました。