ドグラ・マグラ 夢野久作

 今日は、ドグラ・マグラの「夢野久作」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは日本三大奇書とも呼ばれる、有名な暗黒小説で、序盤の1頁目から立ち現れる、見知らぬ親族という謎と、大病院に監禁された男がどうなるのか、というサスペンスが描かれ、終盤では……………この本は大長編なんですけれども、最初の十頁だけを読んでもそうとう魅了される作品だと思います。夢野久作の作品はいろいろあって、「きのこ会議」という掌編がなんだか、おすすめなんです。
 

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(総ページ数/約10頁 ロード時間/約3秒)
 
追記 ぼくはこれを十年くらい前にいちおう最後までざっと通読したんですけど……今回は全文を再読できませんでした。当時これを読み終えて思ったのは……ここからネタバレなんですけど、終盤で血の呪いというか父権の呪いが病者全体を縛りつけるという、ナチスと大病院の関係を連想させるような展開があって、はじまりの荘厳美麗な暗さの魅惑からガラッと変化して、不気味な父子の物語の鬱々とした世界感に衝撃を受ける、究極の奇書……という印象でした。