霜夜 芥川龍之介

 今日は、芥川龍之介の「霜夜」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 芥川龍之介といえば中国の説話を近代的に描き直した作品が代表作だと思いますし、私小説っぽいものはあまり書かなかったと思うんですが、今回の小説は、ある夜の個人的な時間を描きだした、私小説にしかみえない掌編でした。妻と伯母の声が聞こえる。窓の外は静まりかえっていて、霜夜である。
 九条良経の「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む」を題材にした掌編なのでは、と思いました。
 

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