北国の春 中谷宇吉郎

 今日は、中谷宇吉郎の「北国の春」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくはつい何年かまえに中谷宇吉郎のことをはじめて知ったのですけど、北海道とアメリカの文化に詳しい科学者で、これはウィネツカで書かれた作品です。考えてみれば、北海道の歴史とアメリカの歴史は似ています。北海道の農法がとくに米国型でダイナミックで、日本の食の中心になっています。
 これ不思議な随筆なんですよ。今はもう、アメリカも日本も田舎も都会もみんな均一化されてしまって、特徴が掴みにくい時代になったと思うんですけど、百年前のアメリカの印象とかが工業製品みたいに食糧を扱う国として例示されていて、中谷氏の考察が今の時代になんだかおもしろく映るように思いました。
 それからアイヌ民族の研究をしたジョン・バチェラーのことを書いていて興味を持ちました。いつか関連書籍を読んでみたいです。戦後すぐの日本の変化は、北海道の近現代史を調べてみると、よく見えてくるように思いました。
 イグルーの話しとか、食糧生産計画とか、北国を中心にして壮大な随筆なんです。ネイティブアメリカンは、大戦後すぐと今とで、どのような暮らしの変化があったのだろうかとか……本文とは関係の無い話しもいろいろ気になってくるエッセーでした。
 

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晶子詩篇全集拾遺(36)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(36)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 児童だけが読むための童話を、与謝野晶子もあまたに書いたわけで、今回の詩は、幼子のための詩になっていました。拾遺集なので、いろんな詩を読めて、詩の図書室みたいになっています。
 

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犬 レオニイド・アンドレイエフ

 今日は、レオニイド・アンドレイエフの「犬」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは犬の物語なんですけど、愛玩されている犬とはかなりちがう、野良犬のことを描いた小説です。
 オオカミと野犬は、かなり似た種族であって、ちがいというと、人と関わりを持つかどうかでまるで違う。そういえばミツバチは花との関わりが無ければ生きられないわけで、人と暮らす犬も、人が必要になっている。
 野犬って今でもたまーにいるんですよ。ぼくは五年くらい前、尾道の山の中で走って咆えて追いかけてくる野犬に出逢ったことがあります。もと飼い犬が野犬になって山に住んでいたのだと思います。何十年も前なら町の外れには野良犬が居て、それが徒党を組んで子どもを襲うっていうことがありましたけど、今は町に野良犬は居ないです。そう考えると野良ネコはすごい。野良なのに愛くるしい。それでいて危険はしっかり避ける。ネコは、人や車への対応が、すごいもんだと思います。
 もっとすごいのはカラスで、徒党も組まずに暮らしていて、人間と敵対的に活動しているのに、都心でも山奥でもどこでも平気で生きられる。

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「自然」 豊島与志雄

 今日は、豊島与志雄の「自然」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 自然界と人工物がどのようにあわさると理想的なのか、人の住み家のなりたちから料理のことまで、豊島与志雄が論じています。調理を極力おさえて、生のまま食べるのがけっきょくは美味なのだ、という話しの中で、さとうきびを食べなくなったのは何故なんだ、ということを豊島与志雄は言っています。さとうきび……子どものころに数回食べたことがあるんですけど、たしかに今はほとんどどこにも売っていないです。YouTubeにはサトウキビをそのまま食べる動画がありました。釣りたての魚を刺身にして生で、海水だけで食うのが最高に美味い、という話しを聞いたことがあります……。

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論語物語(6) 下村湖人

 今日は、下村湖人の「論語物語」その6を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 孔子がもっとも重大視した弟子は、勇猛な子路と、無欲な顔回の二人います。
 顔回は身体が弱いので、激務をこなす役人になれる可能性はほとんど無い。
 孔子は、顔回の仁を重んじて生きる姿をいつも高く評価してきた。
 冉求ぜんきゅうは、はじめは顔回の生き方を、ただ慰めを求めて学問に馬鹿正直になっているだけだと思い込んでいたのですが、孔子の教えを学ぶうちに、顔回の素朴な学び方こそが重大だと分かるようになってきた。
 

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『論語』はこちら(※論語の原文に近い日本語訳です)

料理メモ 北大路魯山人

 今日は、北大路魯山人の「料理メモ」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 リモート会議というのが世間ではよく行われているらしいのですが、ぼくは一人で飯を食うときに、料理動画をたれ流してリモートで料理人の様子を見ていると食が進む、ということに気がついて、最近よくこういう動画を見ています。魯山人の随筆はどれを読んでも食欲がわくんですが、この本の鮎の記述がすごかったです。論語のなかで出てくる言語論とか、あるいはジンロウゲームとか、坂口安吾の推理小説を読んでいて思ったんですけど、事実というのは細部にあらわれるもんだなと、思いました。虚について語っているときは、大ざっぱになりがちなんですけど、魯山人の随筆は、自分の生の実感を語っているわけで、細かいところまで漏らさずに記していて、こういうのが事実を言っているときの語りなんだと思いました。
 

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