今日は、北大路魯山人の「昆布とろ」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これは料理の随筆です。ぼくは一人メシを食うときは、料理の動画をたれ流しながら食うと、食が進みやすいのでそうしています。
北大路魯山人は、昆布とろを自作する方法を書いています。市販のとろろ昆布より美味しそうな記述なんです。youtubeの動画とかも見て、昆布を美味しく食べる調理をちょっと調べてみました。
おにぎりの味 中谷宇吉郎
今日は、中谷宇吉郎の「おにぎりの味」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
近代の随筆を読むと、食べ物に特別なこだわりがあって、今の人はここまで丁寧に食べることを書けないんじゃないのか、とか思います。本文こうです。
十数人の大家族だったので、女中が朝暗いうちから起きて、煤けたかまどに大きい釜をかけて、粗朶を焚きつける。薄暗い土間に、青味をおびた煙が立ちこめ、かまどの口から、赤い焔が蛇の舌のように、ちらちらと出る。
私と弟とは、時々早く起きて、このかまどの部屋へ行くことがあった。おこげのお握りがもらえるからである。
このあとの細やかな描写が、現代人は書かないだろうなあーと思いました。1956年に1905年ごろのことを思いだして書いた随筆なんです。100年以上前の暮らしが、記されていました。
鍋料理の話 北大路魯山人
今日は、北大路魯山人の「鍋料理の話 」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
近代の美食について、北大路魯山人が論じているんですが、日本は貝類の料理が上手なんだと言うんです。たしかにおだしの効いた貝の料理は美味しいですし、醤油だれで食う焼き貝は最高なんですけど、洋食だとそうはいかない。
貝塚の時代から日本は、貝を食べることが伝統的なのかもしんないと、思いました。
あと魯山人は、飯は出来たてこそが美味しい、だから鍋は誰もが楽しむ、というように書いていて、焼肉や自炊飯が美味しいのは、この出来たてで数秒後にくうから美味しいんだろうなとか、思いました。子どもの頃に、ごはんができたのに「ちょっとまって」と言っていると親からすごい怒られた、というのを思いだしました。
魯山人の生活に根づいた美学もちょっと記されていて、面白い随筆でした。