神は弱いものを助けた 小川未明

 今日は、小川未明の「神は弱いものを助けた」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 神は……、というとぼくは「神はサイコロを振らない」という言葉を妙にうろ覚えしていて、これはいったいなんの意味で告げられた言葉なのだろうかと調べてみたら、アインシュタインの言葉だそうです。
 過酷で多様なありさまをみせる日本の自然界が、小川未明によって描きだされます。
 

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赤ずきんちゃん グリム兄弟

 今日は、グリム兄弟の「赤ずきんちゃん」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 優れた文学は悪について描ききるものだと思うんですけど、悪を増幅させないわけで、犯罪を示唆しない。悪い言葉は、犯罪をするように仕向けてゆく。
 この違いがどのように現れているのか、グリム兄弟の童話は、幼い子どものための童話ですけれども、ものを教えることの根本的な方法が描かれているように思います。大人を説得できる寓話では無いのですが、幼子にものごとを教え聞かせるための技術が、みごとに思いました。大人になって読むと、寓喩の技法の周到さに感心する作品に思いました。
 

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時計のない村 小川未明

 今日は、小川未明の「時計のない村」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 時代の流れの逆側へ向かう……ということはどこかに必ずあると思うんですけど、ぼくは車に乗らなくなって、バイクにも乗らなくなって、自転車だけに乗っている暮らしなんですけど、この自転車だけになっちゃった、というのが意外と楽しいんです。時計の無い暮らしも、実現してみれば楽しいように思います。
 

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太陽と星の下 小川未明

 今日は、小川未明の「太陽と星の下」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 物語の序盤に美しい風景を描きだしていて、パウルクレーの透明な絵画みたような描写でした。動物を愛する少年の思いが描きだされます……。中期手塚治虫の創作の骨子には、この童話も重要なルーツのひとつとしてあったのではないか、と思いました。
 

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真昼のお化け 小川未明

 今日は、小川未明の「真昼のお化け」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは小学校の低学年向けの童話です。思ったことと伝えたことを、一致させたいのに一致しないということに困った、という子供のころの記憶がよみがえる児童小説でした。小川未明はこういうことを子どもたちに述べているんです。
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  自分じぶんにだけしんじられて、ひとには、どうしてもわからない、不思議ふしぎなことがあるものだということを、かれは、しみじみとかんじたのでありました。quomark end - 真昼のお化け 小川未明
 
 大人になったら不思議なことが減るんですけど、哲学書を読んだりするとそこにワンダーがあるわけで……。wikipediaを読むだけでもいろいろ哲学問題が書かれていてそういう本を読みたくなるんですけど、ぼくがいちばん不思議を感じておもしろかった哲学書はリンク先のこの本なんです。クリプキの本ほんとおもしろいんです。
 

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金持ちと鶏 小川未明

 今日は、小川未明の「金持ちと鶏」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 この童話は、典型的な事態を描いていて分かりやすい話しなんですけれども、読み終えてから考えてみると、なんだかむつかしいことを書いているように思いました。現代ではお金持ちよりも、時間がありあまっている人に、作中にあるようなまずいことが起きてしまいがちなように思います。エスカレーションするものごとというのは現代にも現実にもよく起きていることで……。なんだか老子の「足るを知る者は富む」を連想しました。wikipediaにちょっと老子の現代語訳が載っていました。こんど老子の本も再読してみたいと思います。
 

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