おかめのはなし 小泉八雲

 今日は、小泉八雲の「おかめのはなし」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 この怪談ちょっとすごいんですよ。最初の話者なのか、それを物語にした小泉八雲の成果なのか、あるいは翻訳者の田部隆次が上手かったのか判らないんですけど、静謐な怪談になっているんです。小泉八雲の眼差しによって日本の夫婦と生死が描かれているんです。
 

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論語物語(11) 下村湖人

 今日は、下村湖人の「論語物語」その11を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回は孔子が、仕えるべきでは無い権力者に対して、いったいどのようにして依頼を断るのか、ということを描きだしていました。敵対するつもりは無いけど、なにがあっても関係を断るつもりの相手に、どうすれば正しく対応できるのかという話しでした。難しい状況では、丁寧さが重要になることが多いのだ、と思いました。
 

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『論語』はこちら(※論語の原文に近い日本語訳です)

走れメロス 太宰治

 今日は、太宰治の「走れメロス」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは太宰治の代表的な作品で、身代わりとなった友を救いにゆく物語なんですけど、太宰治が原典としたのは小栗孝則の翻訳した『新編シラー詩抄』の『人質』という詩だそうです。再読してみると、水や濁流や泉の描写がみごとで、水と渇きの対比が鮮やかな文学作品だと感じました。本文こうです。
quomark03 - 走れメロス 太宰治
  ふと耳に、潺々せんせん、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこんと、何か小さくささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手ですくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。……quomark end - 走れメロス 太宰治
 
 ところでシラーの長詩『人質』はここで全文よめるんですよ。なるほど創作というよりも翻訳作品にちかいものだったんだなーとか、太宰治は演劇の舞台みたいに作品を描きだしたんだとか、この「走れメロス」は、太宰の作品と言うよりもシラーの作品という感じがするとか、「メロスは激怒した」というはじまりの文章は太宰治の完全なオリジナルの文章なんだとか、未完の原稿を二校に推敲する時は、太宰はこういう感じで書き直していたのかもしれない、と思いました。
 

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MENSURA ZOILI 芥川龍之介

 今日は、芥川龍之介の「MENSURA ZOILI」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これなんだかおもしろい小説でした。中二病っぽいというか、そういう現代作品の起源となったものは、ゲーテや芥川龍之介といった幻想的な文学作品だと思うんです。
 事実と虚構を上手く混交させた小説が好きなんですけど、この短編では不思議な言葉が記されています。ゾイリア共和国とか、文学作品の歴史的価値を判定する機械だとか、『煙管』という近代小説とか。すべて存在しないものなんですけれども……。ぼくは、なにか知らない言葉があったらとにかくグーグルで検索することにしているんですけど、じつはグーグルも架空の言葉をあたかも存在しているかのように間違えて並べてしまうんですよ。たとえばwindows12・・という言葉を検索すると、そんなものは存在しないのに、あたかも存在するかのようにサイトがずらっと並んでしまって、うっかりしていると「12」が存在するのかしないのか、判別できなかったりするんです。蛇足なんですけど、この場合はwikipediaで『windows12』と検索すると正誤が判明します……。

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晶子詩篇全集拾遺(40)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(40)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回は大正9年(1920年)ごろの政治批判の詩でした。与謝野晶子は原敬時代の政友会に対して否定的で、それを直接、書いています。こういう詩がありえるのかと、おどろきました。与謝野晶子がこの詩を書いたおそらく数年後の、原敬の最後をwikipediaで読んでいて、近現代史にたいする印象が変わりました。与謝野晶子はこの事件を知ってどう考え、どのように作風が変じたのかにも注目してみたいと思うんです。大逆事件からたったの十年たったころに、あらゆる詩歌を書いて、長く生きた与謝野晶子は当時なにを書いていったのか、随筆や詩や日記をもっとちゃんと読んでみたい……と思いました。
  

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金持ちと鶏 小川未明

 今日は、小川未明の「金持ちと鶏」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 この童話は、典型的な事態を描いていて分かりやすい話しなんですけれども、読み終えてから考えてみると、なんだかむつかしいことを書いているように思いました。現代ではお金持ちよりも、時間がありあまっている人に、作中にあるようなまずいことが起きてしまいがちなように思います。エスカレーションするものごとというのは現代にも現実にもよく起きていることで……。なんだか老子の「足るを知る者は富む」を連想しました。wikipediaにちょっと老子の現代語訳が載っていました。こんど老子の本も再読してみたいと思います。
 

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