今日は、寺田寅彦の「映画の世界像」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
百年前の寺田寅彦が、映画の可能性についていろいろ論じているのですが、百年後に読むと、こういうのはたしかに3DCGで実現したことがあるなとか、ちがうところで楽しんで読めました。カメラ映像には以下のような可能性がある、本文こうです。
(略)……眠っているように思っている植物が怪獣のごとくあばれ回ったり、世界的拳闘選手が芋虫のように蠢動するのを見ることもできるのである。
寺田はカメラフィルムの可能性について論じているのですが、いろんなヒントがあるように思いました。顕微鏡的世界こそが真に驚歎に値する、そのような映画はまだあまりない、と言っているんですが、科学者の好奇心は、そういうところにあるんだなあ、と思いました。
晶子詩篇全集拾遺(26)
今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(26)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
今ぐうぜん与謝野晶子の祝いの詩を読んでいっているんですけど、なんだか奇妙なことに気がつくんです。与謝野晶子は「うれしきもの」を描いていってその「うれし」さの対象がけっきょく「水浅葱」に向かってゆき、話しの中心におもしろい空洞があるんです。それで、今の時期に読んでいても読める。そういう構造の詩なのではないかとか、思いました。
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蛙を食う岩魚 佐藤垢石
笑われた子 横光利一
晶子詩篇全集拾遺(25)
今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(25)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
今回は祝いの詩と、花の詩が記されているのですが、明暗のバランスがつねに保たれていて、どのような読者にも伝わるような……みごとな詩集のように思いました。「ああ世界はしんとして居る」という詩の言葉が印象にのこりました。
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