薄型モニターの上部にはじつは、千円ていどの資金で、ポストカードの大きさの、ごく小さなポスターを6枚ほど飾れます。モニターの下部の空きスペースもあわせると、なんと12枚ものポストカードを飾れるのです。さらにぼくの場合は、机の上に2つのモニターを設置しているので、合計24枚ものポストカードを飾っています。この数だとほとんど小規模な画廊のように、好きな絵をずっと飾ることが出来るわけです。さいきんは、良いフォトフレームがいっぱい売っていますから、数千円の資金で、机の上に、小さな美術館を作り上げることが出来るわけです。そこに、リキテンシュタインの絵画や、キースヘリングの絵画や、バンクシーの絵画や、東山魁夷、ゴッホ、加山又造、カンディンスキーといった絵画をずらっと並べているのです。46時中飾り続けるわけですから、扇情的なものや暗い作品は数時間ほど飾ってからすぐに倉庫ゆきとなります。岸田劉生の絵画は、美術館で鑑賞するとすごい迫力なのですが、卓上に置くにはどうも不気味で、すぐに飾るのを辞めてしまいました。
芸術としての美術というよりも、装飾としての美術とはなんなのか、を体験的に見てゆけるのです。ブルースリーの手書き絵の映画ポスターもかっこいいのでずっと飾っています。オキーフの花の絵画がなかでももっともお気に入りです。このあまりにも小さすぎる私設美術館は、コロナ禍で時間と資金にあきがたっぷりあったころに始めた趣味なのでした。
2025年4月
追記 さらにiPadminiを購入して、wikipediaの名画をダウンロードし、これを自宅用の美術画集として使う、ということも計画中です。