赤い蝋燭と人魚 小川未明

 今日は、小川未明の「赤い蝋燭と人魚」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回から童話を何作か読んでゆきたいと思います。これは小川未明の代表作で、西洋の人魚姫から着想を得て書いたのかと思ったのですが、読んでみると、日本の伝統的な「野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり」といったような竹取物語とよく似ている物語のはじまりかたで、日本昔話に出てくるような不気味な展開もあって、自然界と近代文明の相剋も描かれていて、公害を描いた文学と、どこか通底しているところがあるように思いました。作中に書きあらわされた「悲しい」という言葉が印象に残りました。
 

小川未明の「赤い蝋燭と人魚」縦書き文庫の装画

装画をクリックするか、こちらから全文をお読みください。 (使い方はこちら)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 

夜行巡査 泉鏡花

 今日は、泉鏡花の「夜行巡査」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 泉鏡花といえば、流麗な文体で日本ならではの幻想を描く作家だと思うのですが、この代表作はまた赴きが異なっていて、江戸の心中ものというか人情もの、人情本の雰囲気がある、近代文学です。
 八田巡査という若い男と、お香という女と、老夫。この3人が主要な登場人物です。
 オチに心中文学や記事に対する、泉鏡花による短い批評が記されているように思ったんですけれども、作家の物語論が感じられて興味深かったです。
 

縦書き文庫の装画

装画をクリックするか、こちらから全文をお読みください。 (使い方はこちら)
 
追記
ちょっと今日は風邪をひいていて、何を読んでいるのか自分でよくわかりません……。