地蔵あそび
「
中の中の
とうたい、その「中の地蔵」が
といっていたそうである。茨城県で地蔵遊びといったのもこれで、一人をまん中にかがませて目かくしをさせ、周囲の輪の子どもが廻りながら、やはり「なぜに背が低い」を唱える。そうしてその運動を止めるや否や、中の地蔵が一人をとらえてだれさんと名をあてる。それが的中すると地蔵が代ることは
という言葉を唱える。乗るとはその
と唱え、皆で面白く歌ったり踊ったりするのだが、
古い『人類学雑誌』に出ていたのはもとは仙台附近の農村で、
〔つづく〕
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