ひく袖に
くれの春隣すむ
人にそひて
×
明るい道へ目を見張る、
おそらく
なぜか
×
青い小鳥のひかる
わかい小鳥の躍る胸、
遠い海をば渡りかね、
泣いてゐるとは
まだ薄雪の消えぬ峰。
×
つうちで象をつうくつた、
大きな象が目に立つた、
象の祭がさあかえた、
象が
×
まぜ合はすのは目ぶんりやう、
その振るときのたのしさう。
かつくてえるのことでない、
わたしの知つたことでない、
若い手で振る無産党。
×
鳥を追ふとて
母に
わたしも
載せて帰らぬ遠い夢、
どこにゐるやら、