いづこまで君は帰るとゆふべ野にわが袖ひきぬ
ゆふぐれの戸に倚り君がうたふ歌『うき里去りて往きて帰らじ』
読後
晶子、ヅアラツストラを
その
「
しかも、晶子の
その全身の汗は
さて
晶子は青ざめて胃弱の人の
この
晶子の
黒き巨像の上げたる右の手なり。
紅い夢
わたしは
鉱物からも、虫からも
立派な
そんな事はどうでもよい、
わたしは大事の大事を忘れてた、
夢からも、
わたしのよく見る夢からも、
こんなに
アウギユスト
アウギユスト、アウギユスト、
わたしの
おまへこそは「真実」の典型。
おまへが両手を拡げて
自然にする身振の一つでも、
わたしは、どうして、
わたしの言葉に訳すことが出来よう。
わたしは
ほれぼれと
喜んで目を見張るだけですよ。
アウギユスト、アウギユスト、
母の粗末な芸術なんかが
ああ、
私はおまへに
真実の彫刻を、
真実の歌を、
真実の音楽を、
そして真実の愛を。
おまへは一瞬ごとに