戦争
赤い
野蛮が
文明人が一斉に
ひとり世界を敵とする、
悪の力の
調節されずに
いまは戦ふ時である、
世界の霊と身と骨が
一度に
生みの悩みの時が来た。
荒い
世界は更に新しい
知らぬ命を生むであろ。
真の平和を持ち
どんな犠牲を払うても
いまは戦ふ時である。
歌はどうして作る
歌はどうして作る。
じつと
じつと愛し、
じつと抱きしめて作る。
「真実」を。
「真実」は
最も近くに在る。
いつも自分と
この目の
この心の愛する前、
わが両手の中に。
「真実」は
ぴちぴちと踊る。
わが両手の中で、
わが感激の涙に
疑ふ人は来て見よ、
わが両手の中の人魚は
自然の海を出たまま、
一つ一つの