木の
わたしの書斎のなかへ、
午後になると、
いろんな
天井の隅や
かさこそと
銀の
わたしは
物を書きながら、
心のなかで
かう
夏よ
夏、
おまへは
わたしを
おまへに抵抗するために、
わたしは今、
冬から春の
命の力を強く強く使はされる。
夏、おまへは現実の中の
わたしはおまへに負けない、
わたしはおまへを
おまへに
太陽の
涙と影を踏みにじる
夏、おまへに
特別な
偉大な
わたしの
なんと
おお、
夏の力
わたしは生きる、
汗を
今、宇宙の
わたしに十分感電してゐる。
わたしは法悦に有頂天にならうとする。
雲が
雲よ、おまへも放たれてゐる仲間か。
よい夏だ、
夏がわたしと