三匹の小熊さん
著者:村山 籌子 読み手:野口良子 時間:10分19秒
ある所に、三匹の小熊さんがお母さんと一緒に住んでをりました。
朝になると、目覚し時計が、三匹の小熊さんを起します。
三匹の小熊さんは、それから朝の御飯を頂きますが、今朝からは、牛乳を飲まなければなりません。何故といつて、牛乳は三匹の小熊さんの身体のためには一番いいものですから。
けれども、困つたことに、三匹の小熊さんは、牛乳といふものは、にほひをかぐのもきらひです。そして、どうしても飲みません。それを見てゐたのが、戸棚の中の角砂糖さんです。箱の中から首を出しました・・・