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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第140回

パソコンは消耗品だが、キーボードは一生もの――HHKB 20周年イベント

2016年11月24日 13時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII.jp

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初代HHKBと、HHKB 20周年を記念して用意された原寸大のケーキ。20年変わらぬデザインを貫くプロダクトの思想も、固定されたものだった


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 HHKB 

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東大名誉教授、和田英一氏。HHKB開発のきっかけとなる論文をPFUの技術機関誌に寄稿し、1996年の発売に尽力した。現在でもLISPで線を描き、これを3Dプリンタで出力するなど、テクノロジーを探求し続ける


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 1996年12月に発売された初代HHKBは500台の初回ロットがすぐに完売しました。発売前に和田氏がWIDEプロジェクト(日本を代表するインターネット創生期に貢献した研究団体)に見せたところ、大好評を得たというところからも、当時のハッカーと呼ばれるコンピュータのプロにとって、待望の製品だったことがうかがえます。

 米国では評判の良さと裏腹に、価格の高さがネックになって思うように売れなかったそうです。そこで価格を抑えるLite版を開発し、こちらもロングセラーのヒットになりました。筆者はそのセカンドバージョンからHHKBに入門し、「いつかは本流へ」というステップアップを夢見てタイピングに励んだものです。

筆者のHHKBとの出会いは、USB版として登場したHHKB Lite 2。これにMacキットを追加購入して、15インチのPowerBookと組み合わせて使っていた。後にMac版が登場し、HHKB Lite 2 for Macに乗り換えた経緯がある

 コンセプトもデザインも「変わらないこと」が是となるこの製品。その背後で重要だったのは、ファンの醸成でした。例えば、ジャーナリスト、ノンフィクションライターの山根一眞氏は「HHKBに出会ってから、これなしでは仕事ができない」と言い、もしPFUがHHKBの製造を止めたら仕事を辞める、とまで言わせるほどでした。

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