小寺信良の週刊 Electric Zooma!

第821回

Zooma!:ズームレンズ、ズームすること、ズームする人、ズズーンの造語

ソニーからも登場した完全分離型イヤフォン、動き合わせてNC制御「WF-1000X」

盛り上がるイヤフォン市場

 秋はイヤフォンの季節である。勝手にそう断言するわけだが、根拠がないわけでもない。夏を過ぎるとヨーロッパではIFAが開催され、ヨーロッパや日本企業から多くの新製品が発表される。またAppleが例年iPhoneを発表することもあり、周辺機器の座を狙ってワイヤレスイヤフォンが多数投入される。加えて11月には「ヘッドフォン祭」もあり、そこでの新製品お披露目も見逃せないところだ。

ソニー「WF-1000X」

 13IFA1CES

 AppleAirPods1

 AirPods9WF-1000X1000X10725,000

 

意外に大型?


 1000X++BluetoothMDR-1000X+Bluetooth

 SBCAACaptX HDLDAC+DSEE1000X

 2
本体は鈍い光沢感のあるガンメタリック塗装

 EARIN
サイズ的には中型?
昔のBluetoothヘッドセットぐらいのサイズ感

 L/R

 LED
表面部の穴は、ノイキャン用マイク

 底部には物理ボタンが1つずつあり、左右で役割を分けてある。このあたりはあとで説明しよう。

底部には物理ボタンが1つある

 6mm6.8g1.53

 43EP-TC50SComply
パッケージにはイヤーピースがぎっしり

 さらに装着を安定させるため、フィッティングサポーターも2サイズ付属する。耳の凹みに、このサポータの凸部をはめ込むように装着する。

イヤピースを外したところ。根元の輪っかが飛び出している部分が、フィッティングサポーター

 続いてケースを見ていこう。完全分離型の場合、ケースは充電機となるため、本体を入れて毎日持ち歩く重要なパーツとなる。

 本機のケースはかなりの横長で、本体をはめ込んで充電できる。ケース内にバッテリを搭載し、本体を2回分充電できる。ケースバッテリの充電時間は約3時間。

やや大型のケース

 本体のはめ込みは、ケース側に物理的なツメがあり、本体を押し込むようにしてカチッと固定する。AirPodsは手を離せば磁石でスルッと収まるので、わざわざ力を加えて押し込むのは、ちょっと野暮ったい感じもする。

本体のセットは、物理的にツメで引っ掛けて固定する方式

 背面に充電用のMicroUSB端子がある。ケース重量は約70g。重さは大したことないが、サイズ的にポケットには入れづらいので、ポーチやバッグの中に入れて持ち歩く事になる。

背面には充電用MicroUSB端子

一歩進んだノイズキャンセル動作


 使/OFFON

 

 RL7

 NFC使NFC

 123RONOFFOFF

 2ON/OFF13()OFF

 h.earSony | Headphones Connect
自動的に今の状況を検知するアダプティブサウンドコントロール

 GPS

 4  
走ってる時は外音取り込み-ノーマルモードになるよう設定

 20

 調

 J

 h.ear調

 1000XWH-1000XM2NCWH-1000XM2WI-1000XNC2使
同じ1000Xシリーズであるアラウンドイヤー型ヘッドフォン「WH-1000XM2」、ネックバンド型イヤフォン「WI-1000X」

 

 使10h.ear使SBC

音質的な不満はない


 3使

 

  

 30m

 AirPods

 AACLDAC

 Bluetooth Ver.4.110m30m

 1000X3

Amazonで購入
ソニー WF-1000X

小寺 信良

テレビ番組、CM、プロモーションビデオのテクニカルディレクターとして10数年のキャリアを持ち、「難しい話を簡単に、簡単な話を難しく」をモットーに、ビデオ・オーディオとコンテンツのフィールドで幅広く執筆を行なう。メールマガジン「金曜ランチビュッフェ」(http://yakan-hiko.com/kodera.html)も好評配信中。