はじめに パターンによるソフトウェア構成管理はソフトウェア開発課題のシリーズとして日本では2006年、原著は2002年に発売されたソフトウェアの構成管理に関する書籍です。 パターンによるソフトウェア構成管理 (IT Architects’ Archive―ソフトウェア開発の課題) ステファン・P・バーチャック (著), ブレッド・アップルトン (著), 宗 雅彦 (翻訳) https://www.amazon.co.jp/dp/4798112593 発表時期からわかる通り、当時は今のようにとりあえずGitかSvnでも使っていればいいだろうという時代ではありませんでした。様々なバージョン管理ツールが群雄割拠をつげており、それぞれ一長一短ありました。その中で「ツールの使い方」ではなく構成管理をどうすべきかを論じる本著は貴重な資料でした。 本書では構成管理を成功に導くいくつかのパターンが紹介され