2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入
お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志さんの性加害疑惑報道を巡る、広島マツダの事業持株会社「ヒロマツホールディングス」の松田哲也会長による発言が、SNS上で批判を浴びています。 画像出典:ヒロマツホールディングス公式サイト 「私は圧倒的に松本さんの味方です」などと訴え 松田会長は、広島県内でマツダのクルマを販売する広島マツダの元・会長兼CEOで、2023年12月にヒロマツHDの会長兼CEOに就任。ヒロマツHDは広島マツダのほか、「おりづるタワー」「お好み焼みっちゃん総本店」など、多数の関連企業やブランドを手がけています。 ヒロマツHDが手がける関連企業やブランドの一部(画像出典:ヒロマツホールディングス公式サイト) 批判を浴びている文章は、松田会長が自身のFacebookアカウントに投稿したもの。性加害疑惑報道とその対応を巡り、松本さん、吉本興業、テレビ局、スポンサー、弁護士や裁判官、国民(
坂之上田村フレンズ @pokitasu 女子修道院のスキャンダル、告解は男性司祭しか出来ないので間違い起きないようブサメン司祭派遣してたのに、司祭が女性達手籠めにしちゃって、女性たちも司祭の為に喜んで働き仕舞には外から男呼び込んで乱痴気騒ぎしたそうで、そんなエロゲみたいな展開ホントにあるんだて感心したのだ 2024-02-07 13:09:32 坂之上田村フレンズ @pokitasu 海の都の物語て本に書かれてたお話だけど、当時のヴェネツィアとかの貴族女性は結婚相手が見つからないと修道院にぶちこまれるのが風習だったそうで、そうやって入ってきた修道女たちは色々トラブル起すことも多かったそうなのだ。ちな上のハーレム司祭は事が発覚して火炙りになってた。 2024-02-07 13:15:09
富田勢源 @ANNO1189 製造の手間とか原料の調達から、水代わりに飲めるものだったとは思えないけど、中世で食事と共に供されるsmall beerとかtable beerとか呼ばれるやつは、0.5%~2.8%くらいで、実際に作ってみましたってやつも1%らしいので、モノによっては脱水しないのではって思ってしまう braciatrix.com/2022/02/10/med… 2023-10-12 17:16:58 リンク braciatrix Medieval English Small Ale Historical beer cooking is back! And right out of the gate, I decided to make a medieval English braggot, which is not mixing ale with mead but is, in
こりま @korimakorima ルネサンス期のイタリアでは「食事にダイヤモンドの粉末を混ぜる」がポピュラーな暗殺方法だったと知り(ダイヤは硬いから粉末が胃腸の壁に付着し新しい食物が胃腸に入るたび粉の鋭い角が胃壁に押し込まれ潰瘍となり半年で絶命するという考え)最高に愉快な連中が跋扈していた時代だったんだなと 2023-09-19 20:09:28 こりま @korimakorima 「ダイヤモンドは毒性がないが他の石にはない硬さを持ち角が鋭利だ。他の石は粉末にすると角が丸くなるがダイヤモンドのみは鋭い角が残る。食物と一緒にこれが胃中に入ると、消化運動と同時に粉が胃腸の壁に付着し、新しい食物が胃腸に入るたびに壁内に押し込まれ死の素因となる」 2023-09-19 20:12:14 こりま @korimakorima チェッリーニは監禁中ダイヤ暗殺されかけたけど実行役の兵士が「石ならなんでも
15世紀~16世紀にかけて現代のメキシコ中央部で栄えたアステカの首都・テノチティトランは、かつてメキシコ盆地に南北約65kmにわたり広がっていたテスココ湖の上に建設された壮大な都市でした。現代ではテスココ湖のほとんどが埋め立てられ、メキシコの首都であるメキシコシティが建設されていて、かつてのテノチティトランの面影はどこにもありません。テクニカルアーティストのトーマス・コール氏は、このテノチティトランを3Dで再現した詳細な画像を公開しました。 A Portrait of Tenochtitlan • 3D reconstruction of the capital of the Aztec empire. https://tenochtitlan.thomaskole.nl/index.html 1428年から1521年まで栄えたアステカはメシカ・アコルワ・テパネカという3集団の同盟で支配さ
【1月2日 AFP】オーストリア東部ブルゲンラント(Burgenland)州の丘に建つフォルヒテンシュタイン城(Forchtenstein Castle)。たいまつの明かりが揺れる暗い廊下を、黒いマントをまとった少年が駆け抜けていく。「彼はルーマニアの王子で、吸血鬼ではありません」とニクラス・シュエッツ君(10)は声を張り上げた。 この城は15世紀ワラキア公国の君主で、串刺し公(Vlad the Impaler)とも呼ばれるヴラド3世(Voivode Vlad III)の子孫が所有していた。 当時、ハンガリー王国の中でルーマニア語圏の属国だったワラキアを統治していたヴラド3世は、アイルランド人作家ブラム・ストーカー(Bram Stoker)の小説「吸血鬼ドラキュラ(Dracula)」のモデルとなった。 この城には数少ないヴラド3世の肖像画も残されている。城の見学ツアーに参加した人々は創作上
デンマークのイェリング石碑は、今から1000年ほど前にバイキングの王だった父子がそれぞれ建立した。この写真の大イェリング石碑は息子のハーラル青歯王が建てたもので、碑文は965年のキリスト教への改宗が記され、母チューラにも言及している。そのため、この石碑は「デンマークの出生証明書」と呼ばれ、石碑のデザインの一部がデンマークのパスポートに使用されている。(PHOTOGRAPH BY ROBERTO FORTUNA, NATIONAL MUSEUM OF DENMARK) 1000年前の碑文に関する新たな論文が発表され、バイキングの2人の王の妻であり母であった女性が自らも強大な権力を持っていた可能性が示された。彼女自身が、初期のデンマーク王国を導いたリーダーであったかもしれない。 2023年10月11日付で考古学の学術誌「アンティクイティ」に掲載された論文で、デンマークのユトランド半島東部にある
紫式部が「源氏物語」の着想を得たときに使ったと伝えられている大きな「すずり」。 このすずりを研究し現代の職人が再現することで、すずりがいつどこで作られ、「源氏物語」がどのような状況で書き始められたのか、その謎に少しでも近づこうというプロジェクトが進んでいます。 研究の中で、すずりが使用された痕跡や毛らしきものなど、思わぬ発見も…。 平安のロマンを追いました。 (報道局 ニュースLIVE!ゆう5時 ディレクター 下道愛莉) 源氏物語はいまからおよそ1000年前、平安時代中期に紫式部によって書かれた全54帖(じょう)からなる長編の物語です。 主人公、光源氏の恋愛や生涯を中心に、当時の宮廷のくらしや貴族の日常などが書かれ、世界最古の長編小説と評されるほど後世の文学に大きな影響を与えました。 一方で、「源氏物語」は正確にいつ、どれぐらいの期間をかけて書き上げられたのか、そもそもなぜ書かれたのかなど
思想 2024年4月号 岩波書店 Amazon 諫早庸一「『14世紀の危機』の語り方:ヨーロッパ到来以前の黒死病」『思想』2024年4月、no. 1200、9–32ページ。 『思想』の特集「危機の世紀」から、14世紀の危機について論じた論考を読む。 非常に多くの情報を提供する論考である。しかし、その骨子は次のように要約できる。「13世紀世界システム」の崩壊は、黒死病によってもたらされたとは考えられない。なぜなら、システムは黒死病が現れたときにはすでに崩壊していたから。システムの崩壊の主要因はむしろモンゴル帝国の解体である。まず気候変動により、帝国の拡大は13世紀末に止まる。その後、帝国を構成する各ウルスの王位継承制度の不全のためウルスは解体し、変動後の気候に適した小政体が数多く成立していった。 ここから私としては、次のような点に論考のポイントがあると判断した。論考の冒頭では14世紀の危機の
中世イングランドではウナギが地代として納入されていたという。だがいったいなぜそんな慣習があったのか? 世界の知られざる事象を紹介する米トラベルメディア「アトラス・オブスキュラ」がその謎に迫る。 中世の地図製作法を専門にしてきた歴史学者のジョン・ワイアット・グリーンリーは、ツイッター上で自称する「たまげたウナギ史家」になるつもりなどなかった。 博士論文でウナギについて書くことを最初に提案したときは、却下されてしまったという。それでもとにかく、グリーンリーは中世のウナギについて勝手に研究を続けると、ウナギに対する彼の情熱に興味をそそられる人がでてきた。 グリーンリーが具体的に研究しているのは、ウナギが中世イングランドの経済と文化で果たした役割だ。それは現代人の多くが考えるよりずっと重要な役割だった。中世イングランドでは、ウナギが実質的に通貨になっていた。中世の小作農はこの魚で地代を払い、またほ
特徴的な柄からボロックナイフ(こうがんナイフ)と呼ばれる14世紀のナイフ。中世ヨーロッパで食器、道具、武器として広く使われていた。「キドニーダガー(腎臓短剣)」という別名もあり、英オックスフォード大学の学生の多くが携帯していただろう。そのなかには、明らかに殺意を抱いている者もいた。(PHOTOGRAPH BY THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART) 英国オックスフォード大学の学生にとって、中世は死と隣り合わせの時代だった。中世英国のほかの街と比べて、殺人を犯したり、惨殺されたりする確率が約3倍も高かったのだ。 9月28日に「中世殺人地図」プロジェクトにより発表されたこの驚くべき統計は、当時の法的記録に基づいている。殺人が多かったのは、若い独身の男子学生が多かったことと、凶器、アルコール、セックスワーカーが身近だったせいだと研究者は考えている。 プロジェクトの主任調査
(CNN) フランス・パリのルーブル美術館はこのほど、4年前の家財処分中に見つかった「国宝」をコレクションに加えると発表した。 フィレンツェの画家チマブーエの手になる「嘲笑されるキリスト」は2019年、仏コンピエーニュにある高齢女性の自宅で見つかった。女性はこの希少な作品をギリシャの宗教的イコンだと思い込み、台所に保管していた。 絵の発見後に鑑定を依頼されたキャビネ・テュルカンの美術専門家、ジェローム・モンクーキル氏によると、所有者はこの縦25.4センチ、横20.3センチの絵の来歴を知らず、チマブーエの作品だとは思いもよらなかったという。 1280年に描かれた絵は2019年10月、競売に掛けられ、事前推定額の4倍以上となる約2420万ユーロ(当時のレートで約29億円)で落札された。 しかし、フランス政府がこのタイミングで介入し、絵の輸出を阻止するため「国宝」の地位を付与した。 この措置によ
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