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レイトレース処理での一番大事な部分、交差判定について記述します。ここではレイ(視点位置と視線ベクトルを持つ)とポリゴン(三角形)との交差判定になりますね。 単純な交差判定 三次元空間上のポリゴンをX/Y/Z軸を圧縮する形で2次元に投影してしまいます。これは、X-Y平面への投影・X-Z平面への投影・Z-Y平面への投影の3つの投影があります。一番確実なのは(誤差を少なくするのは)それぞれの面に投影した場合の面積を計算して、一番面積の大きい面に投影するとするといいです。 上図の場合は、X-Z平面に投影しています(三角形の頂点座標のうち、X/Z成分のみを取り出します)。 また、レイの方向ベクトルと面の法線ベクトルにより「直線と面の交点位置」を求めます(これは3次元空間での処理)。このときに交点が求まります。が、三角形内に内包されているかは分かりません。これを、X-Z平面に三角形を投影している場合は
この記事はレイトレ合宿2アドベントカレンダーの五週目の記事です。 そして Bounding Volume Hierarchy (BVH) の実装 - 構築編 の続きにもなります。 構築編を書いたのが去年の12月なので、ゆうに半年以上経ってようやく記事が完成する形に… 構築編の続きとなるので、構築編を読んでおられない方は構築編からどうぞ。 BVH を使わない場合の交差判定 早速タイトルと違うことを言っていますが、まずは全てのポリゴンに総当たりしてチェックする方法を確認しておきましょう。 これに関してはコードを示してしまったほうがおそらくわかりやすいです。 int Intersect(const Vector<Triangle *> &polygons, const Ray ray) { for (int i=0; i<polygons.size(); i++) { Triangle *pol
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