サイトを作り込み、バッチリSEOも施したのに思ったようにアクセスが集まらない。
または、あらゆる対策を施して、やっとアクセスは集まるようになったけど、そこから売上がほとんど出ない。
もしくは、ECサイトへの集客の大半を、PPCで大金を費やして集めていて、売上数字は出ているけど、実情は赤字・・・。
あなたは、こういう悩みを抱えてはいないだろうか?
もし、そうだとしても、今からSEOやキーワードリサーチの基礎、そしてWEBコンテンツ作りの基礎を抑えて、一つずつ改善していくことで、驚くほどサイトのパフォーマンスを向上させることができる。
例えば、主にPPC広告に頼っていたアクセスを、SEOだけで無料で集めることができるし︵しかも100万単位で!︶、どれだけ悩んでも解決の糸口さえ見つからなかったコンバージョン率改善も、簡単に実現できるようになる。
本日は、そのために絶対に抑えておいて頂きたいSEOの基礎と、さらにSEOの考え方を基本としてコンバージョン率を大幅に改善するために必要なコンテンツ作成の基礎をご紹介する。
ぜひ、理解できるまで、じっくりと読んでみて欲しい。
目次
1. コンバージョンを生むいますぐキーワードとは?
SEOというと、多くの方が﹁とにかく検索数の多いキーワードで検索された時に上の方にいれば良い﹂と安易に考えてしまっている。そして、希望通りのキーワードで上位表示されたにも関わらず、そこから売上に直結する成果が全く出ないという現実に直面する。
なぜ大金をかけてSEO対策をしたキーワードから、全く成果が生まれないのだろうか?
その理由は非常に簡単で、そもそもはじめから﹁コンバージョンが直接的には生まれないキーワード﹂でSEO対策をしているからだ。
﹁コンバージョンが生まれるキーワード﹂に関して詳しくお話するために、まず、キーワードには大きく分けて3つの分類があるということを抑えておこう。それが以下の3つだ。
●いますぐキーワード‥
その商品を購入するという明確な意思を持って検索されるキーワード。
●おなやみキーワード‥
何らかの商品を購入する意思はあるが、どの商品かまでは決まっておらず迷っている場合に検索されるキーワード。
●まだまだキーワード‥
将来的に商品を購入する可能性はあるが、現時点では、まだ商品に対する明確なニーズは感じていない場合に検索されるキーワード。
一つ一つ詳しく見てみよう。
1.1 購入意思の強い人が検索する﹁いますぐキーワード﹂
いますぐキーワードは、﹃商品名﹄や﹃商品名 + 購入﹄のように、ある特定の商品を買うために検索されるキーワードだ。 ほんの一例だが、以下のようなキーワードが該当する。 ●ルーファス8︵トレイルランニング用のバックパック︶ ●モンクレール 激安 ︵ダウンジャケット︶※安売系キーワードはリピーターにならないので対策優先度は低くしておこう。 ●アシックス ニューヨーク 通販︵ランニングシューズ︶ こうした﹁いますぐキーワード﹂は検索ボリュームは少ないが、検索する人の8〜9割は、既にその商品を買うつもりになっているということは容易に想像して頂けるだろう。 魅力的なランディングページや商品詳細ページを、これらの﹁いますぐキーワード﹂で対策しておくことによって、数十%以上の高いコンバージョンを出せるようになる。 妥協せずに、しっかりとキーワードリサーチをして最優先で対策するようにしよう。1.2 どの商品にするか迷っている﹁おなやみキーワード﹂
おなやみキーワードは、﹃商品ジャンル + 通販、おすすめ、比較、評価、選び方﹄のように、近いうちに買うことは決めているが、どの商品が一番良いのか迷っている人が検索するキーワードだ。 以下のようなキーワードが該当する。 ●お米 通販 ●ワイシャツ おすすめ ●ランニングシューズ 比較 こうした﹁おなやみキーワード﹂で検索する人は、例えば、﹁ワイシャツを買おう﹂とか﹁お米を買おう﹂という購買意欲が高いことはお分かり頂けるだろう。だが、固有の商品名で検索していないことから、まだ何を買うかは具体的に絞り込めていない状態にある。1.3 将来的にお客様に変わる﹁まだまだキーワード﹂
まだまだキーワードは、将来的にお客さんになる可能性は多いにあるが、すぐにはお金には結びつきにくいキーワードだ。冒頭でお伝えした﹁検索数は多いがコンバージョンが生まれないキーワード﹂がこれに当たる。 例えば、以下のようなキーワードが該当する。 ●スーツ 着こなし︵紳士服などの商品を販売している場合︶ ●ランニング 初心者︵ランシューズなどの商品を販売している場合︶ ●ダイエット 食事︵ダイエット系の商品を販売している場合︶ こうしたキーワードで検索する人は、まだ特定の商品に対する必要性や欲求を感じていないので、どれだけ一生懸命、商品の良さを伝えてもほとんど意味はない。しかし、だからといって、こうしたキーワードに全く対応しなくても良いのかというと大きな間違いだ。 なぜなら、これらのキーワードを使って、ユーザーが喜ぶコンテンツを提供し続けることによって、ロングテールSEOを実現することができる。 さらに、見込み客のリストを獲得する仕組と、見込み客を初回客に変える仕組みを取り入れることによって、本来は購入の可能性がほとんどなかった人にも商品を買ってもらえるようになる。2. コンバージョンを生むコンテンツとは?
いかがだろうか?ここまでで、直接的にコンバージョンを生むキーワードと、そうでないキーワードの違いをはっきりとご理解頂けただろう。
そう、例えば、ランディングページや商品詳細ページを﹁まだまだキーワード﹂で上位表示させても、それが、どれだけ素晴らしいページだったとしてもコンバージョンは生まれない。
それでは、どのタイプのキーワードを、どのようなページ︵コンテンツ︶に誘導するとコンバージョンが最大になるのだろうか?今から、その答えをお話する。
WEBコンテンツは大きくわけて以下の3パターンに別れる。
●セールスコンテンツ‥LPや商品詳細ページなど、﹁直接的﹂に売上を発生させるコンテンツ
●教育コンテンツ‥﹁商品の選び方﹂や﹁ケーススタディ﹂﹁商品レビュー﹂など、どの商品が良いのか分からず悩んでいる人の選択を助けるコンテンツ
●集客コンテンツ‥ソーシャルメディアで数多くのシェアを生み、アクセスが集まり、その結果、多くの被リンクを獲得することでGoogleなどで検索上位に表示されるコンテンツだ。
これらのコンテンツを使って、コンバージョンを最大化させるためには、
・﹁いますぐキーワード﹂で検索された時は、セールスコンテンツが表示されるように
・﹁おなやみキーワード﹂で検索された時は、教育コンテンツが表示されるように
・﹁まだまだキーワード﹂で検索された時は、集客コンテンツが表示されるように
それぞれSEO対策をすれば良い。 詳しくお話する。