休日メトロ放題
www.metpo.jp
東京メトロの乗り放題サービス休日メトロ放題を利用している。このサービス、月額2000円で土日祝日が乗り放題になるのは良いのだが、おそらく東京メトロ側の都合でかなりのハックで作られている感がある。ユーザーとしてもなんだろうこの仕様と思うところが多い。
●乗車分がその場で無料になるわけではなく、PASMOから引き落とされて翌月11日にメトポで還元される
●還元されたメトポはオンラインではチャージできず、券売機でチャージする必要がある
●さらにモバイルPASMOは特定の駅にあるチャージ専用券売機でしかチャージできない
●自動更新ではなく毎月サイトで利用権を購入する必要がある
●当月は買えないので、前月中に買うのを忘れないようにしないといけない
推測だが、PASMO本体に乗り放題の仕様を追加するのが大変なので、東京メトロが自社で運営するメトポを使って実現しているためにこのような無理がある仕様になっているのだと思われる。
文句らしいことを書いたが、実験的なサービスとして始まっていると思うので、ハックでもなんでもとりあえずリリースしたのことに自分は好感を持っている。初乗り178円の時代にこのようなサービスはありがたい。途中下車も気軽にできるので、いろんな街を周遊するようにもなった。
今後ユーザーが増えてPASMO本体に仕組みが実装されることを願っている。チャージのために新宿や銀座に出かけるのは辛いものがあるので…。
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モバイルPASMO対応のチャージ専用機。大きな駅にしかない
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サバゲ沼に落ちた
昨年同僚に誘われて数回サバイバルゲームに参加した。初めは朝早いし面倒だけどせっかく誘ってもらったしな…という感じで少し消極的に参加していたのだが、自分の銃を手に入れたあたりから急速にハマってしまい、気づけば沼*1に落ちていた。最近はサバゲがない週末が寂しいので、友人とのゲームがないときは一人でも定例会に参加するようになった。
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ゲーム中の自分
自分がサバゲにハマった理由はランニング+ゲームだからだと思う。
元々走り回るのが好き
→なのでランニングをやっている
→しかし走ること自体は退屈
→サバゲは走り回りながらゲームがプレイできる!
という流れである。
しかし最初からこう思っていたわけではない。初めはレンタル銃で参加するのだが、レンタル銃はM4という人気がありバランスが良い銃であることが多い。しかし重さは軽くても2.5kgくらいある。これが普段MacBookより重いものを持つことのない自分には重く、プレイはできるが走り回るには難があった。
転機になったのは友人に電動ハンドガンを譲ってもらった時で、800gのハンドガンなら全力で走り回れることがわかった。また、同時期に周りの人が午後にはバテているのを見て、自分はランニングをやっている分相対的に脚力があると気付いた。
初めは前線に出るのが怖かったが、せっかく走れるのだから前に行ってみようと前衛であるアタッカー的な動きをするようになり、そうするうちに走り回りながらゲームをする楽しさに目覚めた。
いろんな楽しみ方があるサバゲーだが、自分はミリタリー趣味は皆無なので装備は実用一辺倒。お金も大してかけていない*2。まずは野山を駆け回りたい、ついでに強くなってゲームに勝ちたい。ただそれだけである。
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メインウェポンMP5K HC
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沼るまでのタイムライン
以下、記録のためにハマるまでのタイムラインを書き出してみた。10/16にハンドガンを譲ってもらったあたりから加速している。 ●2019 ●11/17 友人と屋外フィールドのゲームに参加 ●2023 ●3/17 会社のオフサイトで屋内フィールドのゲームに参加 ●4/30 友人と屋外フィールドの貸切ゲームに参加 ●6/4 ゴーグルとマスクを購入 ●8/26 友人と屋外フィールドのゲームに参加 ●10/4 友人と屋外フィールドのゲームに参加 ●10/16 友人から電動ハンドガン︵ハイキャパE︶を譲ってもらう ●11/4 友人と屋外フィールドの貸切ゲームに参加 ●11/11 友人と屋外フィールドの定例会に参加 ●11/26 友人と屋外フィールドの貸切ゲームに参加 ●自分のプレイを見ていたベテランの人にMP5Kをお勧めしてもらう ●12/9 初めて自分で電動ガン︵MP5K HC︶を買う ●12/17 友人と屋外フィールドの定例会に参加 ●12/23 詳しい知人に教えてもらいながら初めて内部カスタムを行う ●シム調整、バネ交換、バレル交換 ●12/30 友人と屋内フィールドの定例会に参加 ●2024 ●1/6 コネクタ交換などの電装系カスタムを行う ●1/8 一人で屋外フィールドの定例会に参加 ●1/11 反射を抑えるためにゴーグルを塗装 ●1/14 一人で屋外フィールドの定例会に参加←イマココ 沼までの道を舗装してくれた友人たちに感謝しつつ、2024年も野山を走り回りながら沼っていきたい。![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/ninjinkun/20240106/20240106182839.jpg)
*1:サバゲ沼については友人が書いた名記事を参照 「黒はダメだよ、森では目立つからね」――サバゲー沼に堕ちた男のロマンとお金の話 | マネ会 by Ameba
*2:あとこの界隈では親切な人たちが余っているパーツをくれたりする
今年劇場で見た映画2023
トップ10
トップ10には入ってないけど好き
- ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
- 怪物
- ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
- バビロン
- SHE SAID
- 別れる決心
- リバー、流れないでよ
- 市子
- 正欲
- キリエの歌
- ジョンウィック4
- ザ・ホエール
- ザ・キラー
- マイ・エレメント
12/30追記
年末に見たVORTEXが凄まじくて、9位に入れ直しました。前は10位だったザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーは追い出す形になってすまん。
ノーモア映画泥棒が小さく映るとがっかりする
映画館で広告の後、映画が始まる直前に流れるディケディケ🎶ノーモア映画泥棒!のやつ。あれが四隅に黒い帯が入った額縁状態で上映されるケースが結構あり、毎回がっかりしている。これはまさか本編も額縁上映か…?と警戒してしまうし︵過去にそういうケースが1回だけあった︶、完全に言いがかりだけど辛気臭い。逆に映画泥棒が画面いっぱいに表示されると景気ええなと嬉しくなる。
同じ映画館でも映画次第で額縁だったりフルサイズだったりするので、たぶん各劇場が本編とCMを繋げて上映用のデータにする際に決まっているんじゃないかと想像しているが、実態はわからない。とにかく映画泥棒をフルサイズで流してくれ。映画泥棒が大きく映ると僕が笑顔になります。
■
注目していた映画PERFECT DAYSの先行上映がTOHOシネマズ日比谷でやっていたので週末に行ってきた。淡々としているけど充実した生活、それをさまざまな光で切り取るカメラ、時折入るカセットテープの音楽と全てが美しい映画で、自分の今年のベストになった。
翌日、監督のヴィム・ヴェンダースも影響を受けたと言っていた︵はず︶の小津安二郎の映画が見たくなったので、確かリバイバル上映がやっていたはずと思って京橋の国立映画アーカイブに初めて行ってみた。やっていたのは東京の合唱と青春の夢いまいづこでどちらも戦前の無声映画である。このうち﹁東京の合唱﹂にはなんとピアノの生伴奏がついており、1300円でこんな体験していいのか?と思うくらい素敵な時間を過ごせた。幕間に行った常設展も面白かったし、また時々覗いてみようと思う。
帰宅後、妻から東京ぽい遊びしとるやんと言われた。そうかもしれない。
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京都みなみ会館閉館
先月末に大学のサークル同窓会のため京都に行った。イベント開始までの時間何をして潰そうか考えていたところ、京都のアートシアターである京都みなみ会館が閉館するというニュースを思い出した。時間的に行けそうなのはロバート・アルトマン特集の﹁ロング・グッドバイ﹂だったので購入。ロバート・アルトマンは名前だけ知っていたが作品は見たことがなかったのでいい機会になった。原作小説は大昔に読んだことがあったので、まあ面白いだろうという算段。
みなみ会館は京都駅の南、近鉄東寺駅が最寄りという微妙な位置にあって、京都の中心部からは気軽に行きづらかった。それもあって自分の学生時代、社会人時代含めた10年ほどの京都生活の中でも2回くらいしか行ったことはない。それでも中に入ってポスターだらけの壁を見ると、そうそうこういう感じだったという懐かしい気持ちになった。最終日だけあって人もいっぱいで盛況。客層は年配の人が中心だったが、若い人も結構居た。
自分が学生時代は単館系といえばみなみ会館だったが、最近はアップリンク京都も出町座もあるので、京都のアートシアター需要は街中の方で満たせてしまうのだと思う。繁華街から遠いみなみ会館の閉館は時代の流れとは思いつつ、やはり寂しくはある。長らくお疲れ様でした。
ロング・グッドバイは原作とだいぶキャラクターのイメージが違ったが、演出がとてもスタイリッシュでかっこよかった。
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ナオミ・オルダーマンの「パワー」を読んだ
ある日突然女性の多くが身体から電撃を繰り出せるパワーを手に入れ、社会が段々と女性優位になっていく様を描くSF。映画﹁バービー﹂が明るい︵しかし気まずい︶男女社会逆転ものであるのに対し、こちらは完全にダークなディストピア。パワーを手に入れた女性たちは国によってはクーデターを起こして政権を奪取したり、男性を虐殺したりもする。特に男性がレイプされるシーンはパワーの設定が"とても有効に"活用されていて、男性としては読むのが苦しかった。様々な国の複数の人物の視点から語られるストーリーにぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。Primeビデオでドラマ化もされているらしいので、そちらも見てみたい。
海外旅行に行くたび思うこと
会社のオフサイトミーティングがカナダのバンクーバーであったので、一週間ほど滞在して昨日帰ってきた。バンクーバーも会議を行ったスキーリゾートのウィスラーもどちらも美しく素敵だった。特にバンクーバーは安全、道が綺麗、水道が直接飲める、ご飯がおいしくビールが安いなど、今まで行った海外の中でも一番過ごしやすい場所だった。とりわけレストランやショップの店員さんがみんなニコニコしていて、こちらの英語が多少聞き取れなくても嫌な顔ひとつせず接してくれるのはとてもありがたかった︵サンフランシスコあたりはもっと無愛想だった印象︶。
ここまでバンクーバーがノーストレスであるかのように書いてきたが、自分にとって海外旅行は程度の差はあれ毎回﹁不快﹂である。店で注文はどうすれば良いのか、人に突然話しかけられないか︵もちろん話しかけられる︶、危険なエリアはどこか、交通機関は時間通り来るのか等、緊張の連続である。いつもなんで来ちゃったんだろう、早く帰りたいと思っている。
しかしその不快さを通して、逆に自分が日本ではノーストレスなマジョリティであることを意識させられる。日本国籍の日本語話者、ヘテロ男性、会社員である自分は日本では何も考えずに街を歩ける。でももちろんすぐ近くには、痴漢やぶつかりおじさんの標的にされたり、家を借りられなかったりヘイトスピーチを受けたりする人たちが居る。自分が海外旅行は不快だと思いながらもたまに行ってしまうのは、自分のマジョリティ性に無自覚でいたくない、不快な思いをしている人に対して多少なりとも想像力を持ちたいと思っているのも理由の一つかもしれない。
地球の自転が逆向き(北極から見て時計回り)だと思い込んでいた
発端はインドのお客さんとメールしていた時で﹁こっちはもう夕方なのにまだメールしてくるな。向こうは深夜まで対応してるなんて、ハードワークカルチャーなのかしら﹂と勝手に想像して心配していたが、ワールドクロックを見てみたら実際の向こうは昼間だった。なんか自分が思ってるのと時差が逆だ??と思って太陽は東から昇るから…と連想していったらこちらが先に朝になっとるわ!と気づいて驚いた。
たぶんこの勘違いをしたきっかけはUSとのやりとりが原因だと思う。US側とミーティングするときはこちらが朝で向こうが夜かつ日付がこちらから見ると1日前なので、日本の方がUSより先に朝が来とるんやな→地球も北極から見て時計回りという勘違いが生まれたぽい。実際のところこちらの日付が早いのは太平洋に日付変更線があるからだと気づいて、おい日付変更線!こんなもん近くに作るな!と勝手に憤っていた。
結構大きな勘違いだと思うが、今まで気づかずに生きて来たのがなんだか面白かったので書いた。