スパログでは大変ご無沙汰しております。スーパーロボット大戦シリーズスーパーバイザー寺田貴信です。
さて、1991年4月20日にシリーズ第1作目﹁スーパーロボット大戦︵ゲームボーイ用ソフト︶﹂が発売されたことから、本日がスーパーロボット大戦の誕生日ということになっております。
それを記念しまして、現在配信中のスマホアプリ﹁スーパーロボット大戦DD﹂では以下のキャンペーンを開催します。
・スパロボシリーズ誕生日記念 2024!1日1回ガシャ10連無料キャンペーン
開催期間‥2024年4月20日12:00~2024年4月30日11:59
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開催期間‥2024年4月20日12:00~2024年4月30日11:59
スパロボDDのDLはこちら
﹁スーパーロボット大戦﹂シリーズは今年で33歳となりました。直近では﹁スーパーロボット大戦DD﹂で﹁勇気爆発バーンブレイバーン﹂の期間限定ショートシナリオイベントが開催されております。シナリオ︵全3話︶は私が担当し、書き下ろしました。﹁スパロボDD﹂の本編シナリオを全てクリアしていなくても、今回の期間限定ショートシナリオイベントから遊べます。
これからも様々なロボットアニメをゲームというジャンルから盛り上げていきたいと思っております。
引き続き、﹁スーパーロボット大戦﹂を何卒よろしくお願い致します。
本日はスーパーロボット大戦の誕生日
ご無沙汰しております。スーパーロボット大戦シリーズスーパーバイザーの寺田です。
32年前の本日に第1作目の﹁スーパーロボット大戦﹂が発売されましたので、スパロボの誕生日となっています。
私はシリーズ初期から関わっておりますが、人からいただく﹁スパロボを遊んでいるよ﹂という話に﹁子供の頃からプレイしてました﹂が加わり、今では﹁親が遊んでいたので、自分もプレイしてます﹂と言われることが増えました。これもユーザーの皆様が長年シリーズを支援して下さったおかげだと思っております。
さて、スパロボ誕生日を記念してスーパーロボット大戦公式サイトの背景&アイコン&スペシャル壁紙配布ページにいくつか素材を追加致しました。詳細については下記をご覧下さい。
https://www.suparobo.jp/icon_wallpaper
また、現在配信中のスマホアプリ﹁スーパーロボット大戦DD﹂でもスーパーロボット大戦誕生日を記念したキャンペーンを行っております。
それでは、今後もスーパーロボット大戦シリーズを何卒宜しくお願い致します。
プラモデル「HGゲシュペンスト」私的キットレビュー
スーパーロボット大戦シリーズスーパーバイザーの寺田貴信です。前回に引き続き、今回は5月21日に発売されたBANDAI SPIRITSさんのプラモデル﹁HGゲシュペンスト﹂の﹁私的﹂キットレビューです。
ゲシュペンストは使用されている色の数が少なめということもあり、今回のキットは素組みでも設定カラーにかなり近い状態となります。
個人的には胸部の赤くて丸い4つのパーツ、肩アーマー前後面の赤く細いスリット、胸部ダクト&肩部スラスター︵共に黄色いパーツ︶の穴、腰部フロントアーマー前面の黒いスリットなどが成形色で再現できていて、忙しい時は最低限の塗装派である私にとって大変ありがたいです。
ゲシュペンストは一見すると太股の可動範囲が狭いイメージがありますが、キットでは色々と工夫が施されています。まず、下の写真のように腰部フロントアーマーが前へせり出し、さらに左右へ捻ることも出来ます。
さらに腰部横アーマーを後ろへスライドさせ、腰部前アーマーの上部を腰部後アーマーの下へ潜り込ませるようにすると、斜め上へ跳ね上げることが出来、太股の可動範囲が広くなります。
股関節部分も前へスイングできるようになっているため、下の写真のようなキックのポーズを取ることも出来ます︵注‥ゲシュペンスト・タイプRの技ではありません︶。
なお、腹部にもスライドギミックが入っており、胴体を引き出してから動かすことで中身のパーツが左右に可動します。インナーパーツがあるので︵下の写真︶、胴体を動かしても隙間が見えないようになっています。一見、地味な工夫ですが、ガシガシとポーズを取らせるブンドド派の私には嬉しいポイントです。
なお、ゲシュペンストの頭部バイザーの奥にはカメラアイが二つありまして……下の写真では見えにくいのですが、それがモールドで再現されています。
ちなみに、これはHGゲシュペンスト独自の設定というわけではありません。開発チームに下図を資料として渡したものの、これがキットで再現されるとは思っていませんでした︵組み上げると奥のカメラアイはわかりにくくなりますし︶。
![](https://blog-media.spalog.jp/wp-content/uploads/2022/05/OG07_207-2-300x169.jpg)
また、今回のキットで私が最も驚いたのは、肩の可動です。ゲシュペンストの肩の付け根は﹁円柱状のパーツが挟み込まれている﹂という形状なので、﹁肩の付け根ブロックそのものを大きく前へせり出させ、両肩の可動範囲を広げる﹂ということがかなりやりにくいのです。
つまり、下の写真のようなことが簡単に出来ません。
とは言え、決してやれないわけではないのですが……実行するとなるとパーツが増えるだけでなく、元々のデザインを損ねてしまうおそれがあります。
HGゲシュペンストの肩部可動範囲の拡大は高難度なので、こちらからはあえて要求を出さず、どうするのだろうと思っていたら……
肩と胴体を繋ぐ軸が横へ引き出せるようになっているだけでなく、軸そのものに可動ギミックが仕込まれていました!
﹁ふ~ん、そう﹂と思われるかも知れませんが、これは﹁動かないと思われる部分に可動ギミックを仕込む﹂という、逆転の発想なのです。しかも、この動きをするパーツは片方につき4個だけで構成されています︵軸そのものは3パーツ︶。是非、実際に組み立てた上で動かしていただきたいです。
この画期的な肩部ギミックによるメリットは、可動範囲の拡大だけでなく、ニュートロンビーム︵ライフルです︶を両手で構えた時の肩アーマー位置の決まり具合に影響を与えています。以下の写真は私が撮影した物なのですが︵黒い機体なのに、背景が暗めですみません︶……
ご覧の通り、左右の肩アーマーの位置を格好良く揃え易いのです。正面から見ると、以下のような感じです。
これはゲシュペンストの肩のデザインあってのことですが、左右の肩アーマーのシルエットを同じような感じにした上で、ライフルを身体の中央線より左側に︵外側に︶構えられるのです。
正面設定画のイメージ︵全体のシルエットライン︶を大きく変えることなく、ライフルを両手持ち出来るのはロボットのデザイン次第ではありますが、個人的には高ポイントです。それはHGゲシュペンストの各ギミックが巧妙だからということもありますが、やはり大河原邦男さんのオリジナルデザインが良いからだと思います。
というわけで、今回は主にキットの可動部分について述べましたが……組み立てもし易く、パーツの合わせ目が目立ちにくい設計なので、最低限のバリ処理をするだけで格好良く仕上がります。
さらに、前述した通り成形色で設定カラーをかなり再現していますので、ロボットのプラモデルを久々に作る方にとっても適したキットだと思います。﹁第4次やスパロボFでゲシュペンストは知ってるけど、最近プラモは作ってないなあ﹂と仰る方は是非是非。
細かい部分をガンダムマーカーなどで塗ったり、スミ入れをすればなお良しですが、ただ組むだけでも﹁コール! ゲシュペンスト!﹂です。大部分のパーツの成形色が開発チーム拘りのツヤ消し黒になっていますので、無塗装でも質感が出るのです。
なお、パッケージイラストは大張正己さんの描き下ろしです。
HGゲシュペンスト|バンダイ ホビーサイト (bandai-hobby.net)
HGゲシュペンストの価格は4,400円︵税10%込み︶で発売中です! よろしくお願い致します!
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プラモデル「HGゲシュペンスト」、2022年5月21日に発売!
お久しぶりです。スーパーロボット大戦シリーズスーパーバイザーの寺田貴信です。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、BANDAI SPIRITSホビーディビジョンさんより、スーパーロボット大戦OGのプラモデル第3弾﹁HGゲシュペンスト﹂が5月21日に発売されます。
ゲシュペンストのデザイナーは大河原邦男さんで、初出は1992年に発売された﹁ヒーロー戦記︵スーパーファミコン用ソフト︶﹂です。その作品ではギリアム・イェーガーというキャラクターのパワード・スーツでした。つまり、大型ロボットではなかったのです。その後、﹁バトルドッジボールⅡ︵スーパーファミコン用ソフト︶﹂にも登場し、ゲーム中ではヘッドパーツを外したギリアムの姿を見ることが出来ます。
さらに、﹁第4次スーパーロボット大戦︵スーパーファミコン用ソフト︶﹂でオリジナル主人公キャラクターが乗る人型機動兵器︵パーソナルトルーパー︶として登場。後々の﹁スーパーロボット大戦OG﹂ではパーソナルトルーパーの第1号機として設定され、ギリアムが搭乗しました。また、シリーズ最新作の﹁スーパーロボット大戦30﹂でもスペシャル参戦オリジナルロボットとして出ております。
ゲシュペンストには様々な系列機が存在しており、過去にも何度か商品化されていますが、黒いゲシュペンスト︵ゲシュペンスト・タイプR︶がプラモデルになるのは今回が初めてです。HGの第1弾がサイバスター、第2弾がアルトアイゼンで、個人的に第3弾は他の機体︵ワンオフの機体︶だと思っていました。そこでBANDAI SPIRITSの商品担当者である生頼さんから提案されたのが黒いゲシュペンスト……スパロボシリーズ初のオリジナル主人公キャラクター搭乗機でもあり、オリジナルメカの中ではサイバスターと並んで知名度が高い方でしょうから、妥当な判断ではないかと思います。
キットにはニュートロンビーム︵ライフルです︶、プラズマカッター、スプリットミサイル、スラッシュ・リッパーという武器が付いています。スラッシュ・リッパーは3枚の刃を高速回転させ、飛んで行って敵を切り裂くのですが、PETシートによる回転エフェクトのパーツもあります。さらに、ディスプレイ用の台座も付属しています。
スプリットミサイルは過去に立体化されたことがあるものの、プラモデルとなるのは初なので、私からお願いして付けてもらいました。また、スラッシュ・リッパーは本来後継機であるゲシュペンストMk‐Ⅱの武器だったのですが、﹁スパロボOG﹂では換装武器として装備可能でしたし、﹁スパロボ30﹂のゲシュペンストも使用していたこともあって、今回のキットに入れてもらいました。なお、スラッシュ・リッパーには専用コンテナの中に収容されているという設定があるのですが、BANDAI SPIRITSの生頼さんと設計者さんから﹁スプリットミサイルのパイロンに装着してはどうでしょうか。あくまでHGでのアレンジでいうことで﹂というご提案がありました。スパロボの戦闘アニメーションだと背中辺りから︵何となく︶射出されている描写が多いのですが、それを上手く説明できるということもあって、公式設定にします。なお、スラッシュ・リッパー専用コンテナの設定をなかったことにするわけではありません。
HGゲシュペンスト|バンダイ ホビーサイト (bandai-hobby.net)
さて、キットのレビューは発売日前ぐらいにこのスパログで書く予定です。HGゲシュペンストの価格は4,400円︵税10%込み︶、2022年5月21日発売です! コール! ゲシュペンスト!
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スーパーロボット大戦は31歳になりました。
ご無沙汰しております。スーパーロボット大戦シリーズスーパーバイザーの寺田貴信です。
31年前の本日に第1作目の﹁スーパーロボット大戦﹂が発売されましたので、スパロボの誕生日となっています。
また、昨日でスーパーロボット大戦30周年期間が終了しました。ユーザーの皆様、関係者各位に改めて厚く御礼申し上げます。
スパロボ30周年を振り返ってみると、色々なことがありました。去年7月の﹁鋼の超感謝祭2021﹂、10月発売の﹁スーパーロボット大戦30﹂、2周年を迎えた﹁スーパーロボット大戦DD﹂、8月から東京・大阪・札幌・福岡で開催された﹁スーパーロボット大戦OG展﹂、スパロボOGのプラモデルやフィギュアの発売……私にとってはシリーズプロデューサー最後の年でもありましたが、フリーランスの身となった今はシリーズスーパーバイザーとしてスパロボ関連に携わっております。
本当に色々とありましたが、私の人生で忘れられない1年間になったと思います。
さて、本日20日午前7時頃に﹁スーパーロボット大戦30﹂の無料アップデートがあり、﹁スーパーロボット大戦DD﹂ではスパロボシリーズ誕生日記念として、Dクリスタルを310個配布致します。配布期間は2022年4月20日0時0分から4月26日23時59分までの予定です。
それでは、今後もスーパーロボット大戦シリーズを何卒宜しくお願い致します。
スパロボゆく年くる年
こんばんは、寺田です。毎年恒例の﹁スパロボゆく年くる年﹂をお送りします。
2021年は﹁スーパーロボット大戦﹂30周年ということで、何かと忙しい毎日でした。夏の﹁鋼の超感謝祭2021﹂、﹁スパロボDD﹂2周年、﹁スパロボOG﹂のプラモデルやフィギュアの発売、そして﹁スパロボ30﹂の発売……色々な意味を含めて、節目の年だったのではないかと思います。また、ここ数年で一番多忙な年でもありました。
私が20代前半で社会人になってから、50歳を過ぎた今まで仕事を続けてこられたのは﹁スパロボ﹂のおかげですし、ユーザーの皆様の叱咤激励や関係者各位のご理解あってのことだと思います。
私自身は今年から新たなスタートを切ることになりましたが、初めてプロデュースした作品が世に出て、その時に感じたことを忘れないようにしつつ、これからも頑張っていきたいと思っております。まだまだ通過点……﹁スパロボ﹂でやってみたいことは色々とあります。
それでは、本年も皆様には大変お世話になりました。来年も﹁スーパーロボット大戦﹂共々、何卒よろしくお願い申し上げます。
追悼 藤井大誠さん
スーパーロボット大戦シリーズプロデューサー、寺田です。
10月12日にスーパーロボット大戦シリーズで長年お仕事をしていただいたデザイナーの藤井大誠さんがご逝去されました。
私と藤井さんの最初の仕事はGB﹁第2次スーパーロボット大戦G﹂︵1995年︶で、パッケージイラストとロボットのSD原画を担当していただきました。そこから現在に至るまでの長いお付き合いで、最新作である﹁スーパーロボット大戦30﹂のキービジュアルや、﹁スーパーロボット大戦OG展﹂のSDキービジュアルも藤井さんが手掛けておられます。近年ですと﹁スーパーロボット大戦V﹂、﹁スーパーロボット大戦X﹂、﹁スーパーロボット大戦T﹂の通常版キービジュアルも描いておられたので、藤井さんのイラストに見覚えのある方も多いのではないかと思います。
また、キービジュアルだけでなく、ゲームで使用するロボットの原画︵線画︶も昔から担当していただいておりました︵﹁スパロボ30﹂ではフルアーマー百式改などです︶。さらに、オリジナルメカもデザインしていたただいていて、古くはゲストというオリジナル敵組織のメカ、﹁スーパーロボット大戦64﹂や﹁スーパーロボット大戦A﹂などのオリジナル主人公メカ、さらに﹁スーパーロボット大戦R﹂や﹁スーパーロボット大戦D﹂のラスボスなど枚挙に暇がありません。
あくまでも個人的にですが……藤井さんがデザインに携わった、またはデザインした代表的なオリジナルロボットはソウルゲイン、ヴァイサーガ、ASソレアレス&ASアレグリアス、ビュードリファーだと思っております︵もちろん、異論はあると思います︶。基本的には無骨なメカがお得意でしたが、ファートゥムやトゥルークのような不気味なデザインもこなせる方でした。
藤井さんは丁寧な仕事をされる方で手も早く、時には自発的にデザインを上げていただいたこともありました。﹁スーパーロボット大戦OG展﹂で展示されているソウルゲインやアシュセイヴァーなどのコックピット内部設定などがそうです。
藤井さんとはお互いに新人の頃から仕事をしてきたこともあり、戦友とも呼べる存在でした。また、スーパーロボット大戦の作り手側の一人でありながらも熱心なファンでいらっしゃり、新作が出る度にプレイしておられました。さらに、私が生スパロボチャンネルに出演した時は毎回丁寧なご感想をいただいておりました。それだけにご逝去は大変残念です。無念です。これからもお仕事をお願いしようと思っていたのですが、﹁スーパーロボット大戦30﹂と﹁スーパーロボット大戦OG展﹂のキービジュアルがご遺作となってしまいました。
藤井さん、本当に長い間ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。藤井さんの魂は﹁ソウル﹂ゲインにも込められていると思い、私は今後も頑張っていきたいと思います。
最後に、藤井大誠さんのご冥福を心よりお祈り致します。
寺田貴信 スーパーロボット大戦シリーズスタッフ一同
スーパーロボット大戦OG展、開催中!
ご無沙汰しております。寺田です。
さて、8月27日より西武渋谷店モヴィーダ館7F特設会場にて、﹁スーパーロボット大戦OG展﹂が開催されています。詳細については下記をご参照下さい。
スーパーロボット大戦OG展 公式サイト (hakabanogarou.jp)
会場の中はこのような感じで、歴代のスーパーロボット大戦に登場したオリジナル主人公メカと主人公キャラクターの設定資料画を展示しております。全てのオリジナルメカやキャラを……となると、とんでもない量︵30年分︶となりますので、主人公関連の資料に絞りました。
会場で展示する設定資料の一部は、開催期間中に入れ替えを予定しておりまして、前期は主に2000年代前半ぐらいまでのスパロボに登場した物が中心となっています。後期はそれ以降、﹁第3次α﹂あたりから﹁スパロボT﹂までの主人公メカ&キャラの設定資料を展示する予定です。東京会場ですと、9月12日から後期となります。なお、﹁スーパーロボット大戦OG展﹂という名ではありますが、スパロボOGに出ていない近年のスパロボのオリジナル主人公メカとキャラクターの設定資料も展示しております。なので、展示されている物の全てが今後のスパロボOGシリーズに登場するというわけではございません。また、前期と後期を通じて展示されている物もあります。
スパロボOGの設定資料を管理しているのは私自身でして︵他のスタッフが管理している物もありますが︶、通常のスパロボ開発業務と並行して展示会用の資料の準備と監修をやっておりました。ただ、ロボットやキャラのデザインをしたのは私ではなく、多くのクリエイターさん達ですので、その方々あっての展示会です。
また、会場にはスパロボOG関連商品もいくつか展示しております。さらに、スパロボOG展のグッズも会場で販売しております。
グッズは私の想像を軽く上回る点数で監修が大変でしたが、こういう機会でないと実現しない物もあります︵初めて商品化されるメカやキャラもいくつか……︶。個人的な一押しグッズは﹁それも私だ﹂Tシャツです。この台詞を書いた私としてはやや釈然しなかったので、いったんNGにすると決めました。しかし、﹁私ではこのグッズを発案できない。もしかしたら、欲しいと思う方がいるかも知れない﹂と考え直してOKを出したのは﹁それも私だぁぁぁぁぁぁ…………!!﹂
さて、﹁スーパーロボット大戦OG展﹂は東京会場のみならず、10月には大阪、12月には札幌、1月には福岡での開催も予定しております。どうぞお楽しみに!
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![](https://blog-media.spalog.jp/wp-content/uploads/2021/08/DSC_0140-300x169.jpg)
プラモデル HGアルトアイゼン 発売決定!
おはようございます。寺田です。
先日、プラモデルのHGサイバスターが発売されましたが……おかげさまでユーザーの皆様からご好評をいただき、第2弾の発売が決定しました。スーパーロボット大戦シリーズでは古参のオリジナルロボットであり、スーパーロボット大戦COMPACT2やスーパーロボット大戦IMPACT、スーパーロボット大戦O Gでも活躍したアルトアイゼンです。
頭部や腰後部スカートなどを見て、お気付きの方がいらっしゃると思いますが、HGアルトアイゼンはTVアニメ﹁スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター﹂版……すなわち、大張正己氏版です。
以上が大張氏版アルトアイゼンの設定画ですが、細かい所がバリってます。パッと見た感じは斉藤和衛氏のオリジナルデザインと似ているのですが、主に頭部や腰部、全身のバランスが異なります。BANDAI SPIRITSホビーディビジョンの生賴さんからスパロボOGのHG第2弾をアルトアイゼンにしたいというお話をいただいた時、大張氏版でと私からお願いしました。アルトアイゼンもサイバスターと同じく、これまでに何度も商品化されており、様々なバリエーションがありますが、大張氏版アルトアイゼンがプラモデルになるのは初めてですので。
実は、この大張氏版アルトアイゼンのバランスを立体で再現するのが難しく、試行錯誤したと聞いております。オリジナルのアルトアイゼンは重厚な感じなのですが、大張氏版にはどこかスマートなイメージもあり、相反する要素を活かさなければならないからです。私は図面や出力された光造形でチェックしましたが、大幅な修正要望は出していません。それは、私の所へ監修物が送られて来るまでにスタッフさん達が苦心されたからだと思います。おそらく、大変だったのは可動部分……元々のアルトアイゼンはフィギュアやプラモデルにした場合、可動範囲が狭くなりがちで、大張氏にリデザインしていただいた時もその点の改良をお願いしましたが、それでも本来のデザインを活かすとなると難しい所がいくつかあります。しかも、バリメカになった以上、バリっぽいポーズが決まらなければなりません。
そこはさすがのBANDAI SPIRITSホビーディビジョンさんで、ご覧の通りのポーズが取れます。写真ではちょっとわかりにくいのですが、上半身は前傾が可能ですし、腰も左右に捻れます。膝もきっちり曲がります。動かなさそうに見える肩も動きます。
よく見ると腰のサイドアーマーに設定画にない穴が……BANDAI SPIRITSホビーディビジョンさんの他シリーズ商品で、穴のサイズが合うミサイル・ランチャーなどを取り付けると面白いのでは、と思っております。
ギミックとしては、リボルビング・ステークのシリンダー︵弾倉︶の回転及びスイングアウトと……
肩部のスクエア・クレイモアのハッチ開放が挙げられます。なお、ディスプレイ用の台座も同梱されています。キットのサイズはHGサイバスターよりやや小さい感じですが、ご覧の通り肩が大きい機体なので、ボリューム感があります。
HGアルトアイゼンは現在も開発中で、私も監修を続けていますが、その過程で可動部分の構造が大幅に改良されたりと、仕上がりが楽しみなアイテムです。
価格は4,400円︵税込︶、2021年12月発売予定です。是非、ご予約の上、ご購入下さいませ。
https://bandai-hobby.net/item/4569/
↑HGアルトアイゼン商品ページへのリンクです。
最後に……HGサイバスターを監修している時、﹁はたして、次はあるのか?﹂と思っておりましたが、ユーザーの皆さんのご声援や開発関係者各位の熱意で、第2弾を送り出せるまでに至りました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。HGアルトアイゼンもHGサイバスター同様、何卒宜しくお願い致します!
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家庭用最新作「スーパーロボット大戦30」!!
お久しぶりです。スーパーロボット大戦シリーズプロデューサーの寺田です。
さて、既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、スーパーロボット大戦30周年記念作品である﹁スーパーロボット大戦30︵サーティ︶﹂の先出し情報が公開されました。
かねてから私が生スパロボチャンネルなどで、﹁スパロボ30周年関連の準備は進めている﹂、﹁その情報公開は後々になる﹂と申し上げていたタイトルこそ、この﹁スーパーロボット大戦30﹂……久々の家庭用スパロボです。Nintendo Switch版、PlayStation4版、STEAM版で2021年に発売予定です。
タイトルの由来ですが、上述しました通り、スーパーロボット大戦30周年記念作品なので直球のネーミングである﹁スーパーロボット大戦30﹂にしました。30周年の﹁30﹂です。その題字は、永井豪先生に書いていただいています。日本のスーパーロボットの代表的な存在……人間が搭乗し、操縦するスーパーロボットの元祖で、長い歴史を持つマジンガーZの生みの親である永井先生に30周年記念ということでお願いしました。極論かも知れませんが、マジンガーZがこの世に生まれ出たからこそ、スーパーロボット大戦というゲームが誕生したわけで……それ以外の理由はございません。
今回公開されたティザーPVでは一部の参戦作品しか公開しておりませんが、他にどのようなロボットアニメ作品が出るかなど、追加情報は7月11日に開催される﹁スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2021﹂にて発表します。詳細については、以下をご覧下さい。
https://www.suparobo.jp/topics/2021/30th.html
また、超感謝祭ではスマホアプリ﹁スーパーロボット大戦DD﹂の最新情報も公開致しますので、どうぞお楽しみに!