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- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088838809
感想・レビュー・書評
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奪われた妖刀・刳雲を持つ双城がチヒロの前に立ちはだかる2巻!チヒロの父・国重を尊敬しながらも﹁妖刀は他者の命を奪うために在る﹂という解釈とともに刀を振るう双城。同じ人間に憧れながらも正反対の道を征く二人は、刀を交えることで己の信念を語り合っていく! 一冊丸ごと淵天VS刳雲!とりあえず2巻まで読んでくれ!頼む!と言わんばかりの面白さ!火花のように血が黒々と咲き乱れる妖艶さ。妖刀同士の殺陣が閃光となって闇を裂くアクションの面白さ。固き信念としなやかな人間性のドラマ。この三要素を纏い、初陣に錦を飾るッ!悪役ながらも双城というキャラクターの引力がいい!刀工・国重のことを愛し、調べ上げ、念願の妖刀をその手に持つ。だが、国重や妖刀への解釈はチヒロと真逆なのだ。 ﹁剣は凶器。剣術は殺人術。どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実﹂ ﹃るろうに剣心﹄のこの言葉を思い出す。国重が平和を願って妖刀を打ったとしても、それは武器以外の何物でもないという真実。それを振るう者もまた、一人の代弁者に過ぎないのだ。国重が死んだ今、息子であるチヒロも同じくその一人でしかない。チヒロが父の意志を継ぐのなら、自分の刀で証明しなくてはいけないのだ──﹃本領﹄を。死闘の中で突きつけられた現実を、茶会に見立てた対話で飲み込むという表現の奥深さがすごい。双城は敬意を、チヒロは殺意を持ってそれに応える。腹を割って話そう(物理)は凄まじかった。 涅だけじゃない二段構えとか、猩?を利用した迎え放電とか、淵天の解釈を深めていくチヒロの成長もいいよね。絶体絶命の中で思いついた突破口。そのビジュアルと魅せ方、構図がカッコいい。そこからのお迎えシーンは泣きそうになった。小分けのところは合理的かつ残虐で、これだけでシャルの苛烈な運命を察してしまう。 神奈備の特選部隊VS双城もアツかった。状況も戦術も充分!だが、妖術師の手練れ揃いでも、妖刀の基本性能を知っているだけでは足りない。その本領に対応しなければならないのだ。双城の伸びしろがあり過ぎたというか、妖刀には妖刀をぶつけなければ勝てないレベルなのかも?双城編はひと段落。いろいろ気になる設定も明かされてきて、次も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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面白かったです。敵に奪われた六本の刀の一つ妖刀﹁刳雲﹂を持つ双城と戦います。お互い刀への理解が浅かったようで、戦いの中で能力の使い方に目覚めていきます。テーマはシンプルで分かりやすく何も考えず読むことが出来ます。あと、やっぱりナルトっぽいです。
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