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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299054937
感想・レビュー・書評
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文房具が好きで、ネットで本の情報を見てすぐ予約、昨日受け取りました。
元文房具メーカーのバイヤーで現在は祖母の文房具店を受け継いだ主人公が、身の回りで起きた謎を文房具の知識を用いて解明するミステリー。
連作短編小説集なのでサクサク読み進める事ができました。
ミステリーが面白いのは勿論ですが、文房具の豆知識や主人公が住む京都の名物や光景の描写なども楽しめる良作。
シリーズ化してほしい作品
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文具好きとしては、見逃せないタイトルである。 タイトルや装丁から、ほわっとしたイメージを持っていたが、内容は第一話からなかなか重い。 1〜3話は対象が故人ということで、イヤミスではないが、謎が解けてもスッキリとはいかなかった。 なんとなくやり切れなくて、哀愁が漂ってしまう。 主人公が感情を見せず、淡々としているので、余計そう感じてしまうのかもしれない。 登場する筆記具を調べてみたが、どれもおしゃれで素敵だった。 文具に対する説明も、物語の邪魔をせずしつこくなくてよかったと思う。 続編を期待できるのかな。 2024/05/15 07:20
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軽くない話ばかり
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想いが乗せられた文房具。 想いを託された文房具。 様々な感情に彩られた文房具達がこんなにも活躍する小説を初めて読みました。 面白かったです。 謎解きの部分も面白かったですし、文房具の豆知識もとても興味深く読めました。 どのお話も凄く良かったけど、私は第一話が一番好きでした。 もちろん嘘を吐くのはいけない事だけど、相手を傷付けない、守る為の嘘ってこの世にはあると思うんですよね。 出来ればシリーズ化して欲しい、そんな一冊でした。
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