僕がアイスバケツチャレンジを受諾した理由、”次”を指名しなかった理由
本田雅一フリーランスジャーナリスト
このところ毎日のように各種紙面を飾っている﹁アイス・バケツ・チャレンジ﹂を知らない者は、このコラムを読んでいる方の中にはいないことだろう。筋萎縮性側索硬化症︵ALS︶の治療研究を支援する活動として広まっているチャリティ運動のひとつだ。
詳細はWikipediaの﹁アイス・バケツ・チャレンジ﹂を参照頂きたいが、氷水はアメリカのスポーツ界では﹁祝福﹂を意味するのだとか。その氷水をALS患者でもある著名な元スポーツ選手がかぶる動画が注目されたことが、爆発的に拡がっていくきっかけになったという。
米国の著名人が別の著名人を指名しながらSNSを通じて爆発的に拡がり、8月中旬には日本にも伝搬。実施した人は次の三名を指名するという仕組みで、多くの人が”より影響力のある人”を指名しようする傾向もあってか、とうとう芸能人でも著名人でもなく、社会的地位が高いわけでもない私︵本田雅一︶のところまで、そのバトンが渡ってきた。