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風俗からこども食堂へ 貧困の連鎖を断ち切ろうと苦闘する夫婦 宮崎・プレミアム親子食堂

湯浅誠社会活動家・東京大学特任教授

マキとユウジ。「あまりにも赤裸々に話してしまったので、今回だけは苗字は伏せます」

風俗街で出会う


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2人の話を聞いたのは、宮崎市内の明星寺。マキとともに、毎月、貧困問題の勉強会を開いている。(撮影協力:長友宮子氏(以下同じ)
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姉は「結局、男に逃げた」。見知らぬ男の子どもを妊娠するなどして、5年前から失踪状態だ。
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土下座して頼んだのは、子どもながらに自分の未来がかかっていると感じたからか






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2人が育ち、そして出会った風俗街の一角。今はもう営業している店もなく、空き家状態
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話すユウジの傍らで、マキが「私たちはケース全部もらっちゃったから大変なことになったんだ」と笑う




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「成人までに返済した金額は1200万円」と話すユウジの顔はどこか照れ臭そうだった
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マキは、風俗と福祉を出会わせる坂爪真吾さんたちの「風テラス」の活動にも関心がある

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「公的支援の活用など、当時は考えもつかなかった」とユウジ


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「自分も、一歩間違えば、子どもに何か取り返しのつかないことをしていたかもしれない…」











ホームページのトップには、食事をしてご満悦な子どもの写真がある




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居酒屋「丁稚」を運営する池堂直樹さん。「おれはマグロ漁船には乗りませんでしたけどね」







困窮家庭に送るお米、野菜、レトルト食品など




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マキと子どもたち
マキと子どもたち

社会活動家・東京大学特任教授

1969年東京都生まれ。日本の貧困問題に携わる。1990年代よりホームレス支援等に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任教授の他、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長など。著書に『つながり続ける こども食堂』(中央公論新社)、『子どもが増えた! 人口増・税収増の自治体経営』(泉房穂氏との共著、光文社新書)、『反貧困』(岩波新書、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞)など多数。

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