トピック

設置スペースを圧迫するAI時代の電源システム、その最適解は単一ベンダーによるトータル設計にあり


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写真1:データセンターに必要な電源設備一式をトータルでパッケージ化した電源システム製品「PowerPOD」

 今回紹介するトータル電源システムのPowerPODは、データセンターのサーバーラックへの電源供給に必要な要素である、変圧器、低圧配電盤、UPSのバッテリー、UPSの入出力盤、引込線といった設備を組み合わせて提供するシステム製品である。

電源システムにマルチベンダーの弊害


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図1:IT機器の電力消費急増により、電力システムのスペースが大きくなり、 IT機器の収容場所はどんどん窮屈に

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トータル設計で課題を解消、設置面積は40%減


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 12.5MW22.6m22PowerPOD11.5m112 
図2:PowerPODと従来型電源システムにおける設置スペースの比較

  PowerPODUPS3U100kW11MW150018kWPowerPOD170 

 PowerPOD使9394%5%PowerPOD95.6%1.6%97.8% 

 12MW150018kW1+1使94%95.6%1.6%640130001kWh0.75163 
図3:PowerPODの電力効率。従来型電源システムよりも1.6%向上することで、12MWのデータセンターのモデルケースでは、電源設備のライフサイクル期間全体で1億3000万円強を削減できる

事前組み立てで現地設置作業を2週間に短縮


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図4:プレハブ(事前組み立て)構造を採用することによって、現地での組み立て・設置時間を2週間に抑えることが可能になる

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保守のスタイルも現代的に変換


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 2.5MW600kWUPS 4PowerPOD×1150018kW5MW10MWN+15MW310MW5 

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写真2: 2024年2月22日に開催したセミナーの様子。セミナーでは、トータル電源システムのPowerPODと、屋内向けモジュール型データセンターのFusionModuleの2製品を紹介した

 AIなど高負荷なコンピューティング需要が拡大している背景から、電源設備への関心は高まっており、セミナーは盛況を収めた。今後、生成AIのアシスタント機能が各種アプリケーションに組み込まれ、ビジネスパーソンが日常的にAIを使うようになると、さらに電源設備への要求が高まる。こうした要求に、同社はトータルシステムの強みを活かして応えていく。

<お問合せ先>
ファーウェイ・ジャパン
URL:https://digitalpower.huawei.com/jp/data-center-facility/
メール:energyjapan@huawei.com
製品ページ:https://digitalpower.huawei.com/jp/data-center-facility/product_solution/dce_intelligent_power_supply/