XNAユーザーラウンドテーブル(7月)に参加してきました
※敬称略︵MS = マイクロソフト側の発言 = 徳留or鶴淵︶
※CCO = XNAクリエーターズクラブオンライン
※MSP = マイクロソフトポイント
●衛生面に気をつけましょう︵補足‥インフルエンザ対策︶
●前回参加者のNDAはこの時点で開放︵補足‥サービス開始したので今回はNDAはなし︶
●終了後はアンケートにご協力を
●XNA Game Studio PM鈴木が欠席
●積極的に発言
●軽食は1時半に撤収
●今日の事を公開するのは基本自由
こんな前置きで始まりました。
︵発言は編集しています。ユーザー側の発言者は不明な場合もあるので記載しません。聞き違い、メモ間違い、発言者記録ミスなどがあるかもしれません。内容は、ゲームの作成や配信に有益な情報を読み取ることに留めてください︶
題目﹁ゲーム作成時の発生頻度の低い問題の発見方法や対応テクニック﹂
●レアケースの不具合対策。 ●レアケース ●﹁保存中にストレージが抜かれた︵メモリユニットの抜き刺し︶﹂ ●﹁ストレージ保存をキャンセル操作した場合﹂ ●﹁カスタムサウンドトラックが存在しない場合に例外で終了した﹂ ●﹁オートセーブの場合などは、保存先の選択が成功しないとうまくいかない﹂ ●﹁カスタムサウンドトラックに効果音を置いておくと、聞き苦しい状態になる﹂ ●﹁マイクロソフトがビアレビューの参考用のチェック項目を用意してはどうか﹂ ●MS﹁ピアレビューでは、差し戻しカウントが既定数になると、差し戻しになる﹂ ●鶴淵﹁クリエーターが不具合として受け止めにくいものを指摘された場合については、再レビュー時にクリエーターがレビュー者に向けてコメントを添えていくといいのでは。本当にレアケースがピアレビューを通過しても、大勢に影響がないのであれば、可ともいえる﹂ ●徳留﹁商用ゲームでは、TCR︵Technical Certification Requirements︶として非常に細かい規定がある。しかし、﹃インディーズゲームではどこまでなのか﹄をマイクロソフトが提示すべきかというと、がんじがらめになるのはよくないのではないか。ユーザーサイトでガイドラインを提示するのは良いと思う﹂ ●鶴淵﹁制作ガイドをまとめること、情報をまとめられる場の提供は検討したい。現在、フォーラム16個中16番目が日本語フォーラム。﹃ゲームを作るときのガイドラインを語ろう﹄的フォーラム項目の追加は検討したい︵半数位賛成挙手︶。週明けにもスレッドを立てるので、追加するかどうかのやりとりをしたい﹂ ●﹁マルチスレッドでロードとセーブが同時に起きてしまった﹂ ●徳留﹁チップスのような場があればいい? ユーザーが場を作るのであれば、公式からリンクするくらいはできる﹂題目﹁多くの方にXbox LIVEインディーズゲームに参加していただく方法﹂
●徳留﹁﹃ユーザーコミュニティがないのはなぜですか?﹄というメッセージもあった。クリエーターを増やすにはどうしたらよいか﹂ ●鶴淵﹁﹃ピアレビューに出すこと﹄と﹃納税者情報を出すこと﹄は別。納税者情報は、マイクロソフトから送金する時点で必要。お勧めはしないが、ロイヤリティが消えることはなく、繰り越し可能なので、慌てることはない。早く登録するのがベスト。米国大使館が出している情報は、W-8BEN。W-7からやるのがベストと認識している。トラブルが起きると米国とのやりとりで厄介になる。支払は3ヶ月単位なので、そのある時点で登録すればよい﹂ ●﹁プロモーション30%に対する説明をすべきではないか?﹃同人ゲームの方が手っとり早いのではないか﹄ということに対する提示が必要ではないか﹂ ●MS﹁規定にプロモーション10〜30%があるが、FAQを直さなければならない。﹃勝手にピックアップして、プロモーションをすることはない﹄。お金を取るか取らないかは抜きに、プロモーション方法は検討していく﹂ ●徳留﹁先行地域でもそのことは気付いていた。チームブログで書くなどがいいのかと考えている。日本発信の作品を無償でアピールする方法を考えている。﹃メディア﹄や﹃プレイをみていただけるところ﹄にそのようなことをやりたい。﹃インサイドXbox﹄で8月お盆過ぎ目途にインディーズゲームの説明をやろうと思っている。そこでゲームを5〜10秒でも動画を紹介したい。紹介してもよいというクリエーターは声を掛けてほしい﹂ ●﹁手続きが面倒なのが問題ではないか﹂ ●鶴淵﹁税金2重取りにならないよう、日米租税条約に則って税金処理をしてもらうために、W-8BENが必要。これにより、日本のクリエーターは源泉徴収をとられないので、手取りは売上70%。代わりに日本の所得税について確定申告が必要。税金に関してマイクロソフトが文書化して踏み込むことは難しく、調整が微妙という背景がある﹂ ︽休憩︾ ●鶴淵﹁フォーラムに﹃コミュニティーゲーム﹄の名前でいいかどうかを投げて、﹃インディーズゲーム﹄になった。﹃プロモーションする気がないのではないか﹄という声は聞いている。海外で﹃クリエーターを増やす﹄議論はあまりなかったように思う。地域によりインディーズゲームの取り巻く状況は異なるので、それぞれの国に合わせてプロモーションしていく﹂ライト層クリエーターの取り込みについては?
●﹁﹃短い期間のCCOメンバーシップ﹄があってはどうか? SDKなしでゲームをXbox 360に転送できるようにならないか? 開発のモチベーション維持や、仲間にテストしてもらうため、配信していないゲームのトークン︵ご利用コード︶を発行するようにできないか?﹂ ●鶴淵﹁クレジットカードはプレミアムメンバーの身分証明という意味もあるが、それは支払情報でもらっている。クレジットカードはマイクロソフト的に望ましくはある。﹃コンビニエンスストアにCCOメンバーシップを取り扱う﹄案の実現性はある﹂ ●﹁CCOトライアルメンバーシップを即売会などでもっと配布してはどうか?﹂ ●﹁Xbox LIVEゴールドメンバーシップにCCOトライアルメンバーシップをつけてはどうか?﹂ ●﹁Vectorにゲームを出したことがあるが、Xbox LIVEインディーズゲームで売れるのかどうかがネック。有料にすると一気に売れなくなる。むしろ、こちらからプロモーションフィーを設定して、有料でプロモーションをしてもらいたい。ユーザーは、ネタ探し以外では、わざわざインディーズゲームを探さないと思う﹂ ●﹁こんな予測をしている。Xbox 360本体 100万台。アクティブユーザー30%︵30万台︶。Xbox LIVEインディーズゲームを見る人1%︵3000人︶。買う人10%︵300人︶﹂ ●﹁Windowsで同人ゲームを作っている。Xbox 360には興味あり。しかし、なぜやっていないかというと、C++歴が長く、C#に苦労する。次に、税金手続きが面倒。0MSPにできれば、納税が不要。マイクロソフトが全額もっていく設定があってもいいのでは。Xbox携帯ゲームがあればいいのに﹂ ●﹁逆の意見。iPhoneはダンピング合戦になり、儲からなくなっている。無料ゲームは問題あり﹂ ●﹁無料ゲームにする抜け道。8分の体験版モードで遊んでもらうことができる﹂ ●鶴淵﹁確かにできる。取引履歴を見てもらうと、情報入力画面がある。個人納税者番号を入力する。そこに﹃米国に30%納税する﹄オプションもある。8分の体験版モードで無料ゲームはできる。しかし、ピアレビューに通過し続けられるかどうかはわからない。今のところ、規約に支払の失効はなく、ペンディング限界期間は設けてない﹂ ●﹁二次創作してもよさそうなものがピアレビューを通過したときに、どうなるのかについての明言がないので、二次創作系クリエーターが入ってきにくいのでは?﹂ ︽休憩︾ ●徳留﹁夏コミにいきなさいと言われている﹂題目「XNA Game Studioに欲しい機能」
︵この部分は私の発言でメモできていないので、発言用資料をもとにしますので発言通りではありません。ここから〜︶
●Zune HD対応
●Zune HDの早期の日本国内展開
●Zune HDのXNA Game Studio完全対応
●3D・加速度センサー・マルチタッチに対応
※ユーザー側の期待の高さは見えた
●Project Natal対応
●Project Natal機能サポートへの取り組み
※ユーザー側の期待の高さは見えた
●Windows 7対応
●マルチタッチAPIなど、Windows 7関連機能への対応
※この後、MSのXNA GS + Windows 7マルチタッチのデモが紹介された
●アンチエリアスつきのベクトルグラフィックス描画API
●Silverlightの機能またはDirect2D
●パースペクティブ補正テクスチャありだとなおよい
●レンダーターゲットかテクスチャへの描画に対応
●各種アルファブレンド︵覆い焼き・マスク︶
※すぐに使いたい人は多くなさそうだったが、後で﹁UIのためのExpression Blendを公式サポートしてほしい﹂といった声も上がった
●フォント
●日本語︵多国語︶対応のUnicodeフォントの提供
●SpriteFont化して利用することの許諾︵プレミアムコンテント?︶
※これは以前からXNAチームに認識されている課題。フォントのライセンスが難しいところ。日本語のRPGやノベルゲームにとっては、非常に大きな影響がある。また、何も考えずに使える質の高いフォントが1つあるかどうかは大きい。Xbox LIVEインディーズゲームのサポート地域の言語くらいの文字は欲しい。
●交差判定機能の強化
●凸包ポリゴンメッシュ同士の交差判定API
●BoundingFrustum実装の発展?
●アバター
●アバターへの任意エフェクト︵Effectクラス︶適用の許容
●Windowsでアバター描画対応
●リアルタイム生成波形音声のストリーミング再生API
●XNAのみで﹁ソフトウェアシンセサイザー﹂が開発可能になることが焦点。低水準な機能ながら、C#的なストリーミングAPIでいい
●他のプラットフォーム︵API︶に負けないで!
●以前のイベントで話した際にはDRM︵Digital Rights Management︶の問題があるといわれた
●しかし、DRMのないデータでもいい
●XACTが持つ波形へのアクセスは必須ではない
●CPUなどがメモリ上に生成したデータを︵あるいはリアルタイムに生成しているデータを小さな遅延で︶ストリーミングで発声できる機能があればXNAで表現できる世界は広がる
●PSG音源/FM音源/PCM音源/MIDI/DAW
︵〜ここまで︶
●﹁デザイナにフルのSDKをインストールしなくてもビルドできる環境はできないか?﹂
●﹁﹃ピアレビューでプレイしたプレイデータや例外の取得。あるいは動画がキャプチャできる﹄という機能はできないか?﹂
●﹁以前、マイクロソフトがゲームエンジンを開発している噂があった。ゲームエンジンは提供してもらえないのか?﹂
●徳留﹁あるかないかでいえば、現時点で予定はない﹂
●﹁提供していただきたい。RPGのサンプルを使いやすくしたものなど﹂
︵ここでバッテリー終了。これ以降、手書きメモのため概略のみ順不同︶
●﹁xna-studio.jpはリダイレクトされるが、どうなった?﹂
●MS﹁リダイレクトしている。〜﹂
●﹁Xbox LIVEインディーズゲームの設定価格を下げたことについては?﹂
●鶴淵﹁200/400/800MSPは、実験的な意味合いもあった。今は200MSPがほどんど。400MSPがちょっと。800MSPは初期のごく一部。新しい価格設定については、80MSPは1$。1コインということにニーズがあると思う。商業的に見て価格設定が分散するようにした﹂
●MS﹁2009-08-11以降、スポットライトで日本のインディーズゲームを紹介していく﹂
●MS﹁連絡してくれれば、CCOからユーザーサイトにリンクを張ります。URLをxnajapanに連絡ください﹂
●MS﹁﹃Ms-PL﹄︵Microsoft Permissive License︶のサンプルなどは、これをベースに使って、Xbox LIVEインディーズゲームのゲームを作って構わない﹂
●﹁MSNビデオのSoapboxが終了したらトレイラーはどうする?﹂
●MS﹁ニコニコ動画を使ってください﹂︵冗談ぽく︶
●﹁アバター使用のルールが厳しい。ボイスが当てられないところなど﹂
●MS﹁プリセットのボイスを用意しても文化の違いで受けが悪いと予想できる。具体的な提案を待っている﹂
●﹁次のコンテストは?﹂
●MS﹁やりたいと思っている。大きく告知することにしたので少し時間がかかる。﹃1ヶ月で仕上げろ﹄とならないようにしたい。学生と一般は今回も分けるつもり﹂
個人質問
- プロジェクト数の上限8個は永久的なもの?
- MS「そうではなく、変更可能なシステムになっている」
- CCOでクリエーターに表示される情報にある「MVP」マークはどんな仕組み?
- MS「CCOで貢献しているMVPに手動で「MVP」マークを設定している」