20代で知っておきたいお金のこと
釣られて⇒20代で知っておきたいお金のこと の要点まとめ〜ブクペ〜
まあ、つまらないことが書いてある。
ので、もうちょっと実用的な話でも。
﹁20代で知っておきたいお金のこと﹂で重要なのは、親のカネことですよ。親がどういう資産と消費傾向をもっているかということ。20代は、親なんて﹁私のことじゃねーし﹂とかまだお子様みたいな幻想持っているから。
若い世代の﹁お金について背負っているハンディの金額﹂なんかいくら気にしてもさしてどうにもならないので、くだらないルサンチマン描くより現実的に考えたほうがまし。正義に拘泥していても現実の自分の人生はさしてどうにもならないもの。
﹁20代で貯金ゼロだと、一生お金が貯まらない﹂は大嘘。20代ならまだ自分に投資しないとその先細るばかり。ではどうやって投資するかというのが課題。つまり、そのカネどうやって捻出するのいうこと。これはこれで大きな問題。でも別問題。
カネに懲りるのは20代でやっておくと吉。年代が上がるにつれ、厳しくひどくなっていく。難しいのは成功に見えるとき魔が潜むこと。世間に見えるのは成功者なんで、なんとなくやってけそうな気がするけど、地獄というのはあるもんで、見ておくほうがいい、というか、普通に親族見渡せば一人くらいはいるものでしょ。
﹁逆に住宅や車などの大きい買い物にはしっかり時間をかける﹂は当たり前というか、30代の問題。これは前にも書いたけど、30代に2000万円くらい損するのは覚悟と決めたほうがいい。人生は過ぎていくものだから。︵もうちょっというと2000万円くらいの原ナマといのを手に触れてみるといい経験だよ。︶
﹁貯金100万円!20代なら、まずここから始めよう﹂ではなく、そのカネが必要なら貸してくれそう人を探すか、借りる算段を考えたほうがいい。なんのためのカネかわからないカネをためるのは自己不安のバーターでしかなく、結局ネガティブな意味での保険にしかならない。実際、それではあまり保険にもならない。小ガネというのは幻想がしがみついて結局その幻想で空しく消えてしまうもの。
﹁これからの時代に必須の3大ビジネススキル﹁英語﹂﹁ITスキル﹂﹁プレゼン能力﹂﹂ 英語はできたほうがいいけど、どのくらいができるか目安があったほうがいいかもしれない。これ泥沼みたいな世界だから。ITスキルは不要。プレゼン能力も不要。ITは変わっていくし、プレゼン能力は自分のパーソナリティにあわせて現場で身につけていくものだから。ではどんなスキルが必要かというと、昔遠藤周作が言っていたけど、﹁屈辱に耐えること﹂。若い頃は自我が肥大していて矛盾しているから。屈辱に耐えていたらひどい目に遭うとかべたな批判されそうだけど、現実には逆で、脊髄反射しないほうが現実対応が取れる。﹁あ、それって屈辱じゃねーや、こいつらアホだわ﹂って冷静に至るクッションにするのな。
﹁結婚式にかかるお金の平均は200万円﹂それは家柄とか知性によりけり。﹁子供1人にかかるお金は3000万円﹂まあ、そうなのかもしれない。ただ、親子というのをカネで算段するのは特定の階級の志向ではないかな。こうした問題はまさにどう生きるのという命題に従属する。
﹁保険は積立型ではなく、掛け捨て型を選ぼう﹂まあ、それはそう。なので、具体的には捨てカネのキャパは決まるでさほど考えるほどの問題でもない。
﹁老後に必要なお金は3000万円﹂これもいろいろ条件がある。20代に老後をどう考えるかというのは、案外難しい。関係ないと思っていたり、こんなふうに数字だけ浮いたりする。現実生きていくと、あたりまえなんだけど、20代のころの自分が50代に生きているわけではなく、それなりにいろいろ人生はボロボロになってくる。で、そのなかでどう生きるのかという話になる。
﹁投資は﹁社会を豊かにする﹂行為﹂かどうかはわからない。原則論でいえば、邱永漢先生も言っていたけど、好景気でないときには凡人は儲からない。凡人の儲けというのは、知性の余計な分の対価というくらい。
最後に。
なんだかんだ言っても、まだまだ現代の20代の人は、つまり俺が親くらいの世代なわけだから、サラリーマン日本体制の家庭のなかで育っているので、頭が旧社会的。そんなこと言うと無駄な批判されるかもしれないけど、親のカネの循環とか読めてないとしたらやっぱりそう。
これからの日本がそんなサラリーマン体制でやっていけるかというとそんな幻想持っているのは大手企業の労組左翼と公務員くらいなもの。
現実は、30代以降の大人の男と大人の女のカネを巻き込んだどろどろした世界があるばかり。だから、意外と、恋愛とかしっかり考えることにカネの問題が従属したりする世界になると思うよ。