もじれの日々 - 就職情報の大学間格差生成装置としての就職サイト http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060414#p1 もじれの日々 - 大卒就職に関する補足データ http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060415#p1 diary.yuco.net - ﹁就職サイト﹂が大学生を選別している?んなバカな。 http://diary.yuco.net/20060415.html#p01 というのがあったんだけど、本田由紀氏が触れたような調査ではないものの、就職サイトに関しては、こんな噂があったのを思い出した。 九尾のネコ鞭 - 就職活動における環境管理型権力 http://d.hatena.ne.jp/maroyakasa/20051014#p1 リクナビに登録するとき、就活生は自分の大学名を登録するのだが、これを用いた学歴フィルターが存在するらしいのだ。すなわち、会社側さえ望めば、学歴の低い学生が会社説明会の予約をしようとしても、満席と表示され予約出来ないようにすることが可能なのだ。 説明会に応募して断られた場合、いくら会社が﹁厳選な抽選の結果…﹂などといっても﹁学歴フィルターで落とされた?﹂といった疑いを抱くことが出来る。しかし上に書いたような仕組みだと、学歴フィルターの存在に応募者は気がつかない。たまたま運がなかったか、自分が募集に気づいたのが遅かったとしか思えない。つまり、応募者は自由が制限されたことに気がつかないままなのだ。 ﹁選択が制限されたかどうかに気が付かない﹂がポイントか。 メールの数なら本田由紀氏のコメント欄でも指摘されているように気付きそうだけど、こっちはちょっと考えないと気が付かない気も。これも気付かないのは情報収集能力がないとされる? うーん、わからない…。 成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN― - 就職サイトのアーキテクチャ http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060416/p2 どういう情報を登録して、スクリーニングされるかという情報。 常夏島日記 - 学校名によるスクリーニング http://d.hatena.ne.jp/potato_gnocchi/20060415/p1 常夏島日記 - 就活サイト叩きにみる手段と目的の倒錯 http://d.hatena.ne.jp/potato_gnocchi/20060416/p1 以上の議論を見て、自分の認識。 大量に人材を必要とする大企業は、手間のかからないスクリーニングを必要としており、中でも学歴はよく使われる。そういったスクリーニングは以前から行われてきたが、就活サイトはスクリーニングをより簡単に行えるようになった。就活サイトはあくまでスクリーニングをより強化するシステムであり、根本的な原因としては企業の採用基準にある。 ※追記 gachapinfanのスクラップブック - 本田由紀先生の就活サイトのエントリをめぐって http://d.hatena.ne.jp/gachapinfan/20060416#p1 論点を﹁企業がスクリーニングの手段として学歴を用いることは妥当か﹂と﹁就活サイトからの企業案内送付時点におけるステルス・スクリーニングは妥当か﹂に分類。