(一)気が強い(ぶっきらぼうな性格の場合も有り)ため、好意を寄せている相手を突き放すような態度をとってしまう、照れ屋な性格のこと。
(二)主人公に対して刺々しい態度︵ツンツン︶を取っていたのが、何かのきっかけで急速に好感度を上昇させる︵デレデレ︶ヒロインのこと。
概説
- ラブストーリーの登場人物としては、珍しくないパターンであり、ベタとも王道とも受け取れる手法である。
- 大まかな区分として、無口で非社交的なタイプと(シャナなど)、プライドが高くて活発なタイプ(ハルヒなど)の2通りが存在する。
記号的表現としては、﹁ツリ目﹂﹁ツインテール﹂﹁金髪﹂﹁眼鏡﹂﹁お嬢様﹂﹁委員長﹂﹁妹﹂などと相性が良い。
●美少女ゲーム初の用語だけに、主に女性キャラクター対して用いられる。男性キャラクターについては﹁オラニャン﹂という派生語も生まれた。
主な台詞は﹁べ、別にあんたの為じゃないんだからね!﹂、﹁そこ、勘違いしないでよね!﹂など。
ただし度が過ぎるツンデレは周りから嫌がられたり、わがままに見られる事もあるので注意。
黄金比
﹁ツン﹂と﹁デレ﹂の割合はどのくらいが良いのかというのは、しばしば議論されている難題。
よく言われているのは﹁ツン‥デレ=9‥1﹂説である。
これは、最高級の﹁デレ﹂を味わうためには、やはりデレは極限まで少なくなければならないという考え方に基づくものである。
ただし、﹁デレ﹂が少なすぎるとこれはもはや﹁ツンデレ﹂とは言わないため、非常に難しい問題である。
沿革
●言葉の初出は、リアルタイム系掲示板﹁あやしいわーるど@暫定﹂での、空白さん︵匿名投稿者︶の佐久間晴姫に対する﹁俺は晴姫みたいなツンツンデレデレキャラに弱すぎる、萌え﹂というニュアンスの投稿。
●2002年8月29日、大空寺あゆの性格設定を指して﹁ツンツンデレデレ﹂という言葉が用いられていることが、最近のあやしいわーるど@暫定︵管理人‥擬古猫 氏︶の過去ログ捜索により判明。
その直近に派生語として﹁ツンデレ﹂と用いられたのが佐久間晴姫である。
●参考‥http://www013.upp.so-net.ne.jp/gon/tundere/introduction.html
●2002年12月、2ちゃんねるのエロゲー掲示板内において﹁ツンデレ派集まれ﹂というタイトルのスレッドが設立される。当初は閑古鳥が鳴いており、スレッド設立者すら放置していたが、翌年9月中旬ごろから突如としてスレッドが活性化。
●2005年11月、﹁イミダス2006﹂に新語として収録される。
●現在では、アニメやライトノベル、コミックにおいても盛んに用いられている。
●2010年代に入り、一度﹁デレ﹂るとそのままデレ状態が持続するチョロインが派生形として登場。
代表例
- 大空寺あゆ(「君が望む永遠」)
- 佐久間晴姫(「秋桜の空に」)
- 涼宮ハルヒ(「涼宮ハルヒの憂鬱」)
- ルイズ(「ゼロの使い魔」)
- 遠野秋葉(「月姫」)
- シャナ(「灼眼のシャナ」)(アニメ版のシャナ。原作版を除く)
- 逢坂大河 (「とらドラ!」)
- 肥田貢次(群馬ダイヤモンドペガサスの内野手)
- ベジータ(「ドラゴンボール」)
- 海原雄山(「美味しんぼ」)
関連キーワード
- ツンツンデレデレ
- ツンデレラ(ツンデレラー)
- デレかけ
- 素直クール
- ヤンデレ
- 釘宮理恵
ちなみに、右上の画像のキャラクターは「月姫」の遠野秋葉
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