マミさんが殺した順番について考えてみようか。
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たーのしーいーなーかまーがー。 ぽぽぽぽーん。 ちょっと10話の、どうでもいい話をします。 マミさん絡みです。 以下ネタバレのため収納。 さて、10話の三周目で、マミさんが全員と心中しようとするシーンがあります。 本当の幸せはどこにある? 知ることと知らないことの境界線﹁まどか☆マギカ 10話﹂ - たまごまごごはん 状況としては。 ・さやかが魔女化して、全員が﹁魔法少女は魔女になる﹂と知る。 ・さやかの魔女化で、今まで仲間ではなかった杏子が共同戦線に入る︵流れは不明 ・ほむらは二周目に、魔女化をすでに知っている。 ・全員がショックを受けた中、発狂してしまったのはマミさん。 こんな感じ。
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まあ、マミさんの行動は正直自分としては﹁正しい﹂とは思わないですが﹁間違っている﹂とも思えません。 だって、あんな状態に置かれたら﹁死ぬしか無いじゃない!﹂と絶望して当然ですもの。 どうやったって魔女になる、ってわかっちゃったら。 ここで﹁それでもなんとかしよう﹂となればよかったんですが、マミさんは割と潔癖症気味なほどにガチで﹁正義の魔法少女﹂をやっていたので、自分が悪になるというのに耐えられなかったのでしょう。 で、ここからが問題です。 マミさんは残る4人︵杏子・ほむら・まどか・自分︶全員を殺そうとするわけです。 で、どう殺して行ったのかから、彼女の戦闘少女としての経験値が読み取れるのですよ。 先日もとりあげたツイートからいくつか。 Twitter / 東出祐一郎: @tamagomago マミさんの杏子射殺は﹁時間停 ... マミさんの杏子射殺は﹁時間停止﹂能力を持つほむらを真っ先に叩くべき、次にベテランの杏子、最後にまどか→でも射殺したら、ベテランの杏子は反応する→だからほむらを一旦封じて、混乱している内に杏子を叩き、次にほむらを叩く、という戦法だったのではないか、と。 Twitter / kyo_k: @tamagomago 対魔女戦で使う複数銃を出現さ ... 対魔女戦で使う複数銃を出現させて撃てばよかったんじゃないかと思ったんですが、あれはしっかりとは狙えないのかもしれないですねー。 Twitter / 水滴家悠民: マミさん まず最初に﹁仲間でないから﹂撃ち易い杏 ... マミさん まず最初に﹁仲間でないから﹂撃ち易い杏子 ほむほむは触れて手足ふさげば時間停止も使えず無力 ﹁仕方がないじゃない!﹂と言い訳つつ﹁まどか>>>ほむら﹂でほむほむ射殺しようとする ︵あとでほむほむ→マミさんと訂正済み︶ Twitter / 水滴家悠民: ﹁大切な後輩︵まどか︶は自分を撃たない=判ってくれ ... ﹁大切な後輩︵まどか︶は自分を撃たない=判ってくれる﹂で撃たれるとは思わず簡単にアウト。 という流れかなあ すげー面白いこと考えるなあー! 単純に殺して行ったわけじゃないのが確かに一瞬から読み取れるので、見てみましょう。 ●- まずマミさんが最初に取った行動はほむらの緊縛でした。
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上の意見にもでていますが、ほむらの﹁時間停止﹂は敵に回すと圧倒的に面倒くさい能力なんですよね。たとえば杏子を最初に撃とうとしても、狙った瞬間ほむらが時間停止したらそこで終了。 なので、マミさんの選択肢としては﹁ほむらを最初に殺す﹂か﹁ほむらが動けないようにする﹂の二択。 ほむらを殺すのはこの時点ではそこまで難しくありませんが︵とはいえだいぶ戦闘はうまくなっている︶、いかんせん杏子がマミさんに匹敵するほどの戦闘慣れした子。銃をほむらに向けた瞬間杏子が割って入る可能性があります。 であれば、銃を向けるという明らかに殺意をもった行為で反感を買うよりも、ほむらを緊縛するという、﹁えっ?!﹂となる行為を取ったほうが安全。 しかもこれによって杏子が気を取られるという目眩ましになります。 そして、まずは戦闘慣れしている杏子を殺害。
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もうひとつの理由は﹁一番仲間としての時間が短いから﹂というのは大いにあるでしょう。 とはいえもちろん殺したいわけじゃあなかったとは思います。マミさんのまさに、苦渋の決断でしょう。 この時、マスケット銃を同時に二本出して杏子とほむらを同時に撃つという手もありましたが、マスケット銃は今までの戦闘を見ていると同時に出すと、そこそこ時間がかかる様子。予備動作で気づかれるよりも、ほむら緊縛で陽動作戦をとったほうが戦闘的には有利でしょう。 まあ、戦闘と違うんだけども・・・。 その次に明確に狙ったのはほむらでした。
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まどかじゃないんですね。 これは時間停止能力という面倒なのをもっているから、というのもありますが、上記の意見にあるようにまどかなら分かってくれる︵心中してくれる︶という思いもあったんじゃないかと思います。 マミさん完全にまどかに気を配っていないですものねこの時。まさかまどかは自分のことを撃たないだろうと。 逆をかえせば﹁自分を撃ってくる﹂のは杏子だけだろう、と踏んでいただろうとも思います。 ほむらも別にマミさんを撃ってくることはないけど、時間は止められる。 まどかは自分を殺す事はしないだろう。 マミさんらしい考え方ではあります。 しかし、冷静な判断を下してマミさんを撃ち殺したのはまどかでした。
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﹁もう嫌だよぅ﹂と言ってはいますが、この三周目まどかの精神力はすごいですよ。 マミさんは﹁心中﹂のために射殺したわけですが、まどかは﹁生きて戦う﹂ために射殺したんです。 これは死ぬよりも厳しい命の選択です。
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だからこそ、まどかとほむらは共にワルプルギスの夜と戦い、魔女になる可能性をわかっていながら諦めませんでした。 三周目ってほむらですら諦めてるんですよね、生き延びるのを。 しかしまどかは諦めませんでした。
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まどかはほむらに過去に戻ってキュゥべえに騙されないように止めてと願い出ます。 その上で、ほむらの命は救い、自分の命はほむらに射殺するように言うのです。 1話︵つまり五周目︶から片鱗として﹁まどかは実はすごい精神力のタフな子なんじゃないか﹂という話があがっていましたが、三周目の時点でものすごくタフネスだったようです。 ●- まあそんなわけで、まどかのタフネスの話しになってしまいましたが。 マミさんが一瞬でこれだけの判断をしたというのは戦闘能力的に極めて長けているなあと改めて思い知らされました。 なかばヤケクソにはなってるんですが、とっさの判断ができているんですよね。 コメント欄でもありましたが、もし﹁事故にあって死にかけていたところを助けられての魔法少女化﹂だとして、それが小学生時点だとしたらかなり戦闘期間長いことになります。 戦闘経験値高かったんでしょうねえ。
●-
余談です。
死んでいった魔法少女はいっぱい見てきた、と以前ほむらが言っていたシーンがありました。
まさかその﹁死んでいった魔法少女たち﹂が自分たちのことを含んでいたとはもうね。
そりゃ言えないですわ。
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