ガンバ大阪のクラブ経営情報について。
先日、Jリーグから2012年度のJクラブ経営情報が開示された。
http://www.j-league.or.jp/release/000/00005206.html
2005年にクラブごとの数字が公表されるようになってから、データが貯まって年度比較ができるようになったらいつかこういうのをまとめようと思っていたんですけどもズルズルとついつい先延ばしになっていて、もういい加減ちゃんとやろうと思ってやっと手を付けた。
こういう作業自体は嫌いじゃない。一度作っておけばあとは毎年付け足すだけで済みますしね。
Googleドキュメントにまとめてみました。
特に何もしてません。
このエントリの下の方に書いたリンク先のJリーグ公式の生データからガンバ大阪のものだけを抜き出して2005年から順に並べただけ。
ついでにその年の入場者数も併記してみたよ。
●ガンバ大阪 クラブ経営情報*1
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AtVkcia2kCtZdFNQRmZwUWJLdUtfRkVOU29qRjB6Nnc#gid=0
こういう数字を並べて見るの楽しい。
リンク先に飛んで見たほうが見やすいかも。
ほいで、これをグラフ化してみたものが以下。
こうやって複数年の数字を並べて可視化させて眺めてみると、単年の数字だけでは見えなかった姿が目の前に立ち現れてくるから面白いですね。 より分かりやすくて。
で、これらを見て思ったことなど。 やっぱり目につくのは2008年、2009年、2011年の収入の増加でしょうか。 もうお分かりですね。 2008年 バレー 2009年 レアンドロ 2011年 アドリアーノ 中東マネー︵笑︶。 夏の風物詩。 まぁそういう中東イベントが発生した年はボーナス的に懐が潤いましたけども、それ以外はガンバ大阪というクラブもうほぼ似たような数字なんですね。 なので、これは何年か前にも書いたかもしれませんがガンバ大阪の経営状況というのは万博でやっている限り入場料収入は頭打ちだし、パナソニック様がスポンサーに付いていて下さる限り広告料収入はそれなりに入ってくるだろうし、そうであるならば今後も経営規模は変わらないだろうということ。 予算規模30億強。 これ以上は望み得ない。 まぁそれを維持していくというのも大変なことではあるんですが、それができるかどうかというのもチームの成績にかかってくるという水物の世界ですし、トップチームの強化と下部組織に投資をしつつ、良い商品を僕らに提供し続けていただけたらなと思います。
あとは何でしょう。 2012年度のチーム人件費の減少を見ると西野朗、山口智、橋本英郎らを放出して結構圧縮したのかなとか? セホロペに払った金額よりもそっちの方が大きかったのかしらん。 でもまぁこのへんはセホロペをクビにもしたので違約金とかも発生してるだろうしあんまりよく分からない。 一方、B/Sの方に目を向けてみますと、2005年の公表以後は累積の赤字は出ておらず、内部留保も増えてきておりクラブライセンス制度的にも余裕はあるのかなと。 まぁ営業利益は時々赤でも最終利益は毎年しっかり黒にしてますしね。 2012年度で流動資産がガクッと減っておりますけどもこれは何なんでしょうかね。 営業外費用がマイナス表示なのと関係ありそう。
* まぁそんな感じで。 決算数値の具体的な中身がわからないので結局こういうざっくりとした推察しか出来ないのですが、そういうざっくりとでも公開してくれるというのはありがたいことですし嬉しいことだなと思います。 少なくともこっちを向いてくれているという。 でもこれ全部J1での数字だったからあれだけども、今年2013年度の数字がどんな感じになるのか結構不安。 とりあえず以上です。
︻リンク︼︵2004年以前はクラブ別の開示はなし︶ ●Jリーグ - 2012年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2011年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2010年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2009年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2008年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2007年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2006年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2005年度Jクラブ経営情報開示 ●年度別入場者数推移(1993〜2012) - Jリーグ - 公式記録
︻参考︼ 年度別加入選手他特記事項等 ・2005年 藤ヶ谷 陽介 前田 雅文 アラウージョ ・2006年 マグノ・アウベス 明神 智和 加地 亮 手島 和希 播戸 竜二 ルーカス ・2007年 バレー 中澤 聡太 →マグノ・アウベス解雇︵アル・イテハド︶ ・2008年 ルーカス ミネイロ 山崎 雅人 佐々木 勇人 水本 裕貴 福元 洋平 ロニー →バレー︵アル・アハリ︶ ・2009年 パク・ドンヒョク チョ・ジェジン レアンドロ 太 洋一 ペドロ・ジュニオール →レアンドロ︵アル・サッド︶ ・2010年 ゼ・カルロス 河田 晃兵 ドド イ・グノ
・2011年 金 正也 藤春 廣輝 川西 翔太 キム・スンヨン アドリアーノ アフォンソ ラフィーニャ →アドリアーノ︵アル・ジャイシュ︶
・2012年 今野 泰幸 武田 洋平 パウリーニョ イ・スンヨル エドゥワルド 佐藤 晃大 阿部 浩之 沼田 圭悟 岩下 敬輔 レアンドロ 家長 昭博 ︵セホーン、呂比須ワグナー︶ →西野朗、山口智、橋本英郎、イ・グノら
︻関連︼
![f:id:mozunikki:20130717003031j:image:w500 f:id:mozunikki:20130717003031j:image:w500](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mozunikki/20130717/20130717003031.jpg)
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![f:id:mozunikki:20130716215639p:image:w500 f:id:mozunikki:20130716215639p:image:w500](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mozunikki/20130716/20130716215639.png)
こうやって複数年の数字を並べて可視化させて眺めてみると、単年の数字だけでは見えなかった姿が目の前に立ち現れてくるから面白いですね。 より分かりやすくて。
で、これらを見て思ったことなど。 やっぱり目につくのは2008年、2009年、2011年の収入の増加でしょうか。 もうお分かりですね。 2008年 バレー 2009年 レアンドロ 2011年 アドリアーノ 中東マネー︵笑︶。 夏の風物詩。 まぁそういう中東イベントが発生した年はボーナス的に懐が潤いましたけども、それ以外はガンバ大阪というクラブもうほぼ似たような数字なんですね。 なので、これは何年か前にも書いたかもしれませんがガンバ大阪の経営状況というのは万博でやっている限り入場料収入は頭打ちだし、パナソニック様がスポンサーに付いていて下さる限り広告料収入はそれなりに入ってくるだろうし、そうであるならば今後も経営規模は変わらないだろうということ。 予算規模30億強。 これ以上は望み得ない。 まぁそれを維持していくというのも大変なことではあるんですが、それができるかどうかというのもチームの成績にかかってくるという水物の世界ですし、トップチームの強化と下部組織に投資をしつつ、良い商品を僕らに提供し続けていただけたらなと思います。
あとは何でしょう。 2012年度のチーム人件費の減少を見ると西野朗、山口智、橋本英郎らを放出して結構圧縮したのかなとか? セホロペに払った金額よりもそっちの方が大きかったのかしらん。 でもまぁこのへんはセホロペをクビにもしたので違約金とかも発生してるだろうしあんまりよく分からない。 一方、B/Sの方に目を向けてみますと、2005年の公表以後は累積の赤字は出ておらず、内部留保も増えてきておりクラブライセンス制度的にも余裕はあるのかなと。 まぁ営業利益は時々赤でも最終利益は毎年しっかり黒にしてますしね。 2012年度で流動資産がガクッと減っておりますけどもこれは何なんでしょうかね。 営業外費用がマイナス表示なのと関係ありそう。
* まぁそんな感じで。 決算数値の具体的な中身がわからないので結局こういうざっくりとした推察しか出来ないのですが、そういうざっくりとでも公開してくれるというのはありがたいことですし嬉しいことだなと思います。 少なくともこっちを向いてくれているという。 でもこれ全部J1での数字だったからあれだけども、今年2013年度の数字がどんな感じになるのか結構不安。 とりあえず以上です。
︻リンク︼︵2004年以前はクラブ別の開示はなし︶ ●Jリーグ - 2012年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2011年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2010年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2009年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2008年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2007年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2006年度Jクラブ経営情報開示 ●Jリーグ - 2005年度Jクラブ経営情報開示 ●年度別入場者数推移(1993〜2012) - Jリーグ - 公式記録
︻参考︼ 年度別加入選手他特記事項等 ・2005年 藤ヶ谷 陽介 前田 雅文 アラウージョ ・2006年 マグノ・アウベス 明神 智和 加地 亮 手島 和希 播戸 竜二 ルーカス ・2007年 バレー 中澤 聡太 →マグノ・アウベス解雇︵アル・イテハド︶ ・2008年 ルーカス ミネイロ 山崎 雅人 佐々木 勇人 水本 裕貴 福元 洋平 ロニー →バレー︵アル・アハリ︶ ・2009年 パク・ドンヒョク チョ・ジェジン レアンドロ 太 洋一 ペドロ・ジュニオール →レアンドロ︵アル・サッド︶ ・2010年 ゼ・カルロス 河田 晃兵 ドド イ・グノ
・2011年 金 正也 藤春 廣輝 川西 翔太 キム・スンヨン アドリアーノ アフォンソ ラフィーニャ →アドリアーノ︵アル・ジャイシュ︶
・2012年 今野 泰幸 武田 洋平 パウリーニョ イ・スンヨル エドゥワルド 佐藤 晃大 阿部 浩之 沼田 圭悟 岩下 敬輔 レアンドロ 家長 昭博 ︵セホーン、呂比須ワグナー︶ →西野朗、山口智、橋本英郎、イ・グノら
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*1:2007年度は決算期を変更したので12ヶ月でなく10ヶ月の数字になってます。