「ドアの向こうのカルト」佐藤典雅 著
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ドアの向こうのカルト ---9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録
- 作者: 佐藤典雅
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者の佐藤氏は、米国駐在の銀行員のお父さんを持ち、9歳から大人になるまで、ほとんど米国で生活されていた方です。この本には、その中でお母さんが米国のエホバの証人の勧誘を受けて信者となり、家族全員がバプテスマと呼ばれる洗礼を受け、後に佐藤氏の﹁脱洗脳﹂をきっかけに妹さん以外が脱会するまでの経験が書かれています。﹁エホバの証人﹂というと、冊子を配って勧誘している宗教団体というイメージしかありませんでしたが、この本を読んでその独自の考え方、ライフスタイルを知しました。それは以下のようなものです。
●﹁エホバの証人﹂は聖書研究会で、新規会員を勧誘する﹁伝動﹂がだいじなミッションとされている。聖書を非常に重視している。
●もうすぐハルマゲドンと呼ばれる終わりの日が来て、そこで裁かれた罪人は永遠に滅ぼされると考えている。
●ただし、聖書を勉強してそれに従えば、地上の楽園で永遠に生きることができると考えている。
●証人以外は﹁世の人﹂とされ、他のキリスト教徒も含め、サタンに惑わされていると考える。
●以上のことから、証人の多くが、世の中の社会問題はすべて﹁サタンのせい﹂であり、この世はもうすぐ終わるのでどうでもよいと考えている。
●クリスマス、誕生日、乾杯など、聖書に書かれていない︵とされている︶行事には参加しない。
●輸血は聖書に反する︵とされている︶からダメ。
●大学進学やフルタイム就職をせず、伝道に人生を捧げることが推奨されている。
●﹁エホバの証人﹂は宗教ではないと考えている。
ただしこれは、聖書やキリスト教にまったく詳しくないうさじまがこの本を読んで理解した範囲であり、また、教義やライフスタイルも時代と共に変化しているようですので、現在の実体とは異なる点があるかもしれません。
かなり熱心な証人であったお母さんの教育を受け、自身も聖書研究に参加させられていた佐藤氏は、子どものころから徹底的にエホバの証人の精神を刷り込まれていました。例えば好きな音楽や映画も、﹁世の人﹂のものであるとして禁じられたり、大学へ行くことが推奨されていなかったために進学せず、就職で苦労したりされています。その一方でYahooの社員となったりファッション業界で活躍されるなど︵ビジネスに関しては本書ではあまり触れられていないので詳細はわかりませんが︶、ビジネスマンとしても成功し、自らエホバの証人の﹁洗脳﹂を解き、家族や友人も説得して脱会させておられます。非常に有能な方なのでしょう。
佐藤氏が﹁真理真﹂というペンネームで作成した、エホバの証人﹁解約﹂のための資料が、現在は他の方の管理のもと、公開されています。 ●JW解約-エホバの証人の真理を検証する
佐藤氏は、一旦は教団内でのエリートとされる道に進むのですが、過去の不適切な性行為を告白したことでそこからははずれ、結婚・就職することになります。その頃から、ハルマゲドンをめぐる聖書の解釈変更︵教義変更︶などをめぐって、佐藤氏は、教団の﹁絶対的な真理﹂に疑問を抱き始めます。
そんな中、佐藤氏が、﹁エホバの証人とマルチの共通性﹂に気づくところが興味深かったです。 一、絶対性︵これが絶対の宗教・商品よ!︶ 二、純粋性︵私たちの教義・商品以外は信用できない!︶ 三、選民性︵私たちの教団・商品は選ばれている!︶ ︵p.181︶ マーケティングにおけるブランディング方法も、﹁程度を軽くした﹂この法則に則って行われるそうなのですが、これらに加えて、宗教とマルチでは 四、布教性︵弟子をつくろう!︶ ︵p.182︶ が加わる、としています。また、家族の不幸を機にマルチビジネスを始め、ビジネスのおかげで人生が良くなったというマルチの体験談に、﹁真理のおかげで、不幸を脱出できたという証人たちの話に近い﹂と感じ、さらに、マルチの集会が﹁証人たちの地域大会と雰囲気が全く変わらな﹂く、﹁講演者の煽り方といい、そこに来ている人たちの反応は宗教信者そのもの﹂であると気づいたそうです︵p.183−184︶。これらの共通点に、佐藤氏は、﹁ものみの塔もマルチの一種?﹂との疑いが頭をかすめたことが、教団への不信感につながっていったようです︵p.184︶。
そして、当時の勤務先であるYahooの上司の一言も、佐藤氏に大きな影響を与えました。 ﹁ま、アプリケーションと宗教は刷り込みなんだよね﹂ ﹁え、それはどういう意味ですか?﹂ ﹁最初に自分が育った宗教から人は離れないでしょ?アプリもそうなんだよね。最初に使ったユーザーは離れないんだよ﹂ (p.226︶ この言葉は、佐藤氏の頭のなかで、ずっと鳴り響くことになったそうです。 まさか自分の宗教も刷り込み?まさかそれはないだろう……、でも刷り込みなの?? (p.226︶
その後、クリエイターとしてのアイデンティティと信仰との葛藤、信仰や伝道活動のために不幸になる家庭の姿を見たこと、自身の息子さんが自閉症と診断されたことなどを経て、また、インターネット上などの証人批判︵元信者による批判や、教団がカルト扱いされていること︶を知り、証人の聖書解釈が不適切︵さらには捏造もある︶と気づき、ご本人はエホバの証人を脱会します。その過程では、陰謀論にはまったり︵p.236︶、﹁覚醒﹂を体験し突然洗脳が解けた感覚を得たり︵p.243︶、霊能者の助言を受ける︵p.253︶など、様々な体験をされています。そして、仕事で培ったプレゼン能力を駆使し、自分の周囲を説得するための資料を作りました。これが、前述の﹁真理真﹂の資料のもととなったものです。 まず私は理論武装をするために、徹底的に調査してそれらを紙にまとめることにした。それで朝から夜中まで、仕事以外の時は机に張り付いていた。資料はパワーポイントで作り上げた。もともと自分の仕事がプレゼン資料作りあので、パワポの資料は得意だ。 ︵p.264︶ ここから、自身の奥さん、両親、きょうだい、友人などを次々﹁脱洗脳﹂していくところはなかなか痛快です。できる人は違う、という感じ。 私は母親との会話のやり取りを通じで、洗脳解除のコツがわかってきた。洗脳にはまっている人には必ず決まった思考パターンがあり、それをどう打ち砕いていけるかがポイントになる。 ︵p.279︶ 一つ学んだのは、決してソフトに悠長に入っていってはダメということ。<略>洗脳解約のチャンスは一度限りである。一度目の対面で失敗したら二度目はない。 ︵p.288︶ 彼女︵うさじま注・母親︶が証人たちが真理でないのであれば、次の新しいより正しい答えは何か?と繰り返し聞いてきた。私は絶対的な答えはこの世の中にないと答えた。証人たちには絶対の答えがないという概念は理解し難いことである。ずっと真理という答えがあると教えこまれてきたからだ。 (p.278︶
佐藤氏は、自分が﹁刷り込まれたいた﹂価値観を自らひっくり返し、自分のアイデンティティを掴み、そして与えられていたものをいったん失った倫理観や世界観を再構築していくという壮絶な体験をされています。本書を読めばわかりますが、佐藤氏はかなり頭がよく、精神的にもタフな方です。そのような方でなければなかなかできないことだと思います。
﹁絶対の答え︵真理︶﹂があるとする、複雑な世界を単純化する考え方、﹁他の人はサタンに惑わされているから話を聞いてはいけない﹂という反論に耳を向けさせない物言い、﹁大変なことになるが、自分たちが信じているものは選ばれている、それに従えば助かる﹂と言った論法は、宗教を名乗っていなくても、誰かを騙して商売をしようとする人たちや、デマを流して﹁教祖﹂化している人たちの常套手段として行われていますね。こういうことを自ら率先してやっている人たちは論外なのですが︵教祖ですから︶、周りに信じちゃってる人がいて困る、というお話をtwitterなどで時々うかがうことがありますし、﹁なんでこの人が未だに支持されているの?﹂という人が相変わらずデマを流し続けながらも祭り上げられている姿も目にします。こういった﹁プチカルト﹂的なものに関しても、脱カルトの経験談は役に立つかもしれません。
佐藤氏は、教団が﹁絶対の真理がある﹂としていた聖書の記述に対して、﹁使い方次第でどのようなことでも言える﹂と気づいたり、証人たちが用いている独自の聖書と他の聖書を比較して改ざんがあるとする資料を見つけて確認したりと、かなり徹底的に調査されています*1。この時、書籍はもちろん、ネット上にあった元信者の検証資料がかなり役に立ったようです。そして、佐藤氏自身の作成された﹁真理真﹂の資料もまた、エホバの証人からの脱退に迷う人に役立っているようです︵p.298︶。
思うに、このような資料は、本人が﹁読んでみようかな﹂﹁ちょっと今信じているものは違うかもしれない﹂と思って初めて役に立つものなのかもしれません*2。最初の﹁違うかもしれない﹂と思わせる一歩を踏み出させるものに出会うかどうかが、一番大切でしょう。しかし、ネットでこのような情報を共有できることは、一歩を踏み出した人、踏み出しかけてる人にとって、やはりよいことだと思います。また、ネットで自分たちの内輪の外の世界の常識︵カルトやマルチであるとされていることなど︶を偶然見かけることで、一歩を踏み出すこともあるかもしれません。佐藤氏も、仕事のために﹁マインド・コントロール﹂について調べている最中に、エホバの証人がマインド・コントロールの例として書かれているのを見て、ショックを受けています︵p.226︶。﹁違うかも﹂と思うきっかけも一つではなく、色々なことが積み重なって、つじつまが合った時に、気づくということもあると思います。そういう意味でも、ネットで多くの情報に触れられることのメリットはあるでしょう*3。
本書の他に、上記サイトに2012年に追加された﹁5年ぶりの新作﹂である﹁8.︻番外編︼自分の妻がJWと研究を始めてしまった時の対策﹂も非常に実践的です。身近にカルト信者がいなくても、こういった世界のことを知っておくことは、現代社会を生きるのにおいて重要なことかもしれません。
かなり熱心な証人であったお母さんの教育を受け、自身も聖書研究に参加させられていた佐藤氏は、子どものころから徹底的にエホバの証人の精神を刷り込まれていました。例えば好きな音楽や映画も、﹁世の人﹂のものであるとして禁じられたり、大学へ行くことが推奨されていなかったために進学せず、就職で苦労したりされています。その一方でYahooの社員となったりファッション業界で活躍されるなど︵ビジネスに関しては本書ではあまり触れられていないので詳細はわかりませんが︶、ビジネスマンとしても成功し、自らエホバの証人の﹁洗脳﹂を解き、家族や友人も説得して脱会させておられます。非常に有能な方なのでしょう。
佐藤氏が﹁真理真﹂というペンネームで作成した、エホバの証人﹁解約﹂のための資料が、現在は他の方の管理のもと、公開されています。 ●JW解約-エホバの証人の真理を検証する
佐藤氏は、一旦は教団内でのエリートとされる道に進むのですが、過去の不適切な性行為を告白したことでそこからははずれ、結婚・就職することになります。その頃から、ハルマゲドンをめぐる聖書の解釈変更︵教義変更︶などをめぐって、佐藤氏は、教団の﹁絶対的な真理﹂に疑問を抱き始めます。
そんな中、佐藤氏が、﹁エホバの証人とマルチの共通性﹂に気づくところが興味深かったです。 一、絶対性︵これが絶対の宗教・商品よ!︶ 二、純粋性︵私たちの教義・商品以外は信用できない!︶ 三、選民性︵私たちの教団・商品は選ばれている!︶ ︵p.181︶ マーケティングにおけるブランディング方法も、﹁程度を軽くした﹂この法則に則って行われるそうなのですが、これらに加えて、宗教とマルチでは 四、布教性︵弟子をつくろう!︶ ︵p.182︶ が加わる、としています。また、家族の不幸を機にマルチビジネスを始め、ビジネスのおかげで人生が良くなったというマルチの体験談に、﹁真理のおかげで、不幸を脱出できたという証人たちの話に近い﹂と感じ、さらに、マルチの集会が﹁証人たちの地域大会と雰囲気が全く変わらな﹂く、﹁講演者の煽り方といい、そこに来ている人たちの反応は宗教信者そのもの﹂であると気づいたそうです︵p.183−184︶。これらの共通点に、佐藤氏は、﹁ものみの塔もマルチの一種?﹂との疑いが頭をかすめたことが、教団への不信感につながっていったようです︵p.184︶。
そして、当時の勤務先であるYahooの上司の一言も、佐藤氏に大きな影響を与えました。 ﹁ま、アプリケーションと宗教は刷り込みなんだよね﹂ ﹁え、それはどういう意味ですか?﹂ ﹁最初に自分が育った宗教から人は離れないでしょ?アプリもそうなんだよね。最初に使ったユーザーは離れないんだよ﹂ (p.226︶ この言葉は、佐藤氏の頭のなかで、ずっと鳴り響くことになったそうです。 まさか自分の宗教も刷り込み?まさかそれはないだろう……、でも刷り込みなの?? (p.226︶
その後、クリエイターとしてのアイデンティティと信仰との葛藤、信仰や伝道活動のために不幸になる家庭の姿を見たこと、自身の息子さんが自閉症と診断されたことなどを経て、また、インターネット上などの証人批判︵元信者による批判や、教団がカルト扱いされていること︶を知り、証人の聖書解釈が不適切︵さらには捏造もある︶と気づき、ご本人はエホバの証人を脱会します。その過程では、陰謀論にはまったり︵p.236︶、﹁覚醒﹂を体験し突然洗脳が解けた感覚を得たり︵p.243︶、霊能者の助言を受ける︵p.253︶など、様々な体験をされています。そして、仕事で培ったプレゼン能力を駆使し、自分の周囲を説得するための資料を作りました。これが、前述の﹁真理真﹂の資料のもととなったものです。 まず私は理論武装をするために、徹底的に調査してそれらを紙にまとめることにした。それで朝から夜中まで、仕事以外の時は机に張り付いていた。資料はパワーポイントで作り上げた。もともと自分の仕事がプレゼン資料作りあので、パワポの資料は得意だ。 ︵p.264︶ ここから、自身の奥さん、両親、きょうだい、友人などを次々﹁脱洗脳﹂していくところはなかなか痛快です。できる人は違う、という感じ。 私は母親との会話のやり取りを通じで、洗脳解除のコツがわかってきた。洗脳にはまっている人には必ず決まった思考パターンがあり、それをどう打ち砕いていけるかがポイントになる。 ︵p.279︶ 一つ学んだのは、決してソフトに悠長に入っていってはダメということ。<略>洗脳解約のチャンスは一度限りである。一度目の対面で失敗したら二度目はない。 ︵p.288︶ 彼女︵うさじま注・母親︶が証人たちが真理でないのであれば、次の新しいより正しい答えは何か?と繰り返し聞いてきた。私は絶対的な答えはこの世の中にないと答えた。証人たちには絶対の答えがないという概念は理解し難いことである。ずっと真理という答えがあると教えこまれてきたからだ。 (p.278︶
佐藤氏は、自分が﹁刷り込まれたいた﹂価値観を自らひっくり返し、自分のアイデンティティを掴み、そして与えられていたものをいったん失った倫理観や世界観を再構築していくという壮絶な体験をされています。本書を読めばわかりますが、佐藤氏はかなり頭がよく、精神的にもタフな方です。そのような方でなければなかなかできないことだと思います。
﹁絶対の答え︵真理︶﹂があるとする、複雑な世界を単純化する考え方、﹁他の人はサタンに惑わされているから話を聞いてはいけない﹂という反論に耳を向けさせない物言い、﹁大変なことになるが、自分たちが信じているものは選ばれている、それに従えば助かる﹂と言った論法は、宗教を名乗っていなくても、誰かを騙して商売をしようとする人たちや、デマを流して﹁教祖﹂化している人たちの常套手段として行われていますね。こういうことを自ら率先してやっている人たちは論外なのですが︵教祖ですから︶、周りに信じちゃってる人がいて困る、というお話をtwitterなどで時々うかがうことがありますし、﹁なんでこの人が未だに支持されているの?﹂という人が相変わらずデマを流し続けながらも祭り上げられている姿も目にします。こういった﹁プチカルト﹂的なものに関しても、脱カルトの経験談は役に立つかもしれません。
佐藤氏は、教団が﹁絶対の真理がある﹂としていた聖書の記述に対して、﹁使い方次第でどのようなことでも言える﹂と気づいたり、証人たちが用いている独自の聖書と他の聖書を比較して改ざんがあるとする資料を見つけて確認したりと、かなり徹底的に調査されています*1。この時、書籍はもちろん、ネット上にあった元信者の検証資料がかなり役に立ったようです。そして、佐藤氏自身の作成された﹁真理真﹂の資料もまた、エホバの証人からの脱退に迷う人に役立っているようです︵p.298︶。
思うに、このような資料は、本人が﹁読んでみようかな﹂﹁ちょっと今信じているものは違うかもしれない﹂と思って初めて役に立つものなのかもしれません*2。最初の﹁違うかもしれない﹂と思わせる一歩を踏み出させるものに出会うかどうかが、一番大切でしょう。しかし、ネットでこのような情報を共有できることは、一歩を踏み出した人、踏み出しかけてる人にとって、やはりよいことだと思います。また、ネットで自分たちの内輪の外の世界の常識︵カルトやマルチであるとされていることなど︶を偶然見かけることで、一歩を踏み出すこともあるかもしれません。佐藤氏も、仕事のために﹁マインド・コントロール﹂について調べている最中に、エホバの証人がマインド・コントロールの例として書かれているのを見て、ショックを受けています︵p.226︶。﹁違うかも﹂と思うきっかけも一つではなく、色々なことが積み重なって、つじつまが合った時に、気づくということもあると思います。そういう意味でも、ネットで多くの情報に触れられることのメリットはあるでしょう*3。
本書の他に、上記サイトに2012年に追加された﹁5年ぶりの新作﹂である﹁8.︻番外編︼自分の妻がJWと研究を始めてしまった時の対策﹂も非常に実践的です。身近にカルト信者がいなくても、こういった世界のことを知っておくことは、現代社会を生きるのにおいて重要なことかもしれません。