休日を増すことによって、経済活性化につながるという意見がある。これは本当か?

 この「まとまった休暇が増えると、レジャー消費が増える」というアイディアは、レジャー産業からの期待の声が、そのままマクロの景気押し上げ効果という見解に化けてしまったように思う。

 レジャー産業の側には、地域ごとに休日をずらせば、閑散期にも観光客が訪れるようになり、きっとレジャー消費が全体を押し上げるはずという思惑もあったのだろう。

 だが、「レジャーが増える=消費全体が押し上げられる」というアイディアは、少し詳しく分析してみると、どうやら怪しいということがわかった。


 調調簿

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