何を育てるか――、それが問題だ
スタートアップのテーマ設定

 千葉県柏の葉キャンパスで先月開催の「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2012」で18社が競ったが、決勝に残った6社は海外企業ばかりで、開催国の日本のスタートアップは全て予選落ちした。審査員の一人は日本の候補について、「ビジネスとしての魅力に欠ける」とため息をつく。

 500 Startups代表のデイブ・マクルーアは、ある日本のスタートアップについて、「この起業家は好きだし、いいと思うが、テーマがよくないから投資できない」と言う。

 スタートアップを育成するとき、「何を育てるか」が常に問われる。テーマ設定はスタートアップの出発点であり重大問題だ。育てる対象が誤っていれば、どれだけエネルギーや金をつぎこんでも空振りに終わる。また、こんなにいいチームなのに、どうしてこのテーマなのか、と戸惑うこともある。


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