資産を増やす「最もノーリスク・ハイリターン」な方法は?→元メガバンク行員のアドバイスが的確すぎた
裕福になろうと努力しても昇給に反映されないし、副業禁止の会社だから思うように稼げない……。そんな悩めるサラリーマンたちに、破産寸前の状態から5年で数億の資産を作り出した、元メガバンク行員の坂下仁氏が、究極の資産形成メソッドを紹介します。※本稿は坂下仁著﹃新版 いますぐ妻を社長にしなさい﹄︵フォレスト出版︶より一部を抜粋・編集したものです。
﹁自分自身がお金持ちになる﹂
という発想を捨てる
自分の器以上に稼ぐことが難しいということは、裕福になるためには自分の器を大きくする必要があります。だからこそ、自己啓発の重要性が世間で説かれているわけです。各種スクールやセミナー、通信教育などの自己啓発ビジネスの市場が世界中で巨大化していて、いまなお膨らみつづけている理由がここにあります。
しかし、どんなに自己啓発に励んでも、サラリーマンはけっして経済的に自由にはなれません。あなたの周りにも経済的に自由なサラリーマンはいないはずです。
もしいたとしても、それは親が大金持ちであるか、こっそりと副業に勤しんで経済的に自由になっているのであって、サラリーマンとしての給料だけで経済的に自由になったわけではありません。
そもそも、これまでサラリーマンがお金持ちになれなかった原因は、﹁一生懸命働いて、自分の収入を増やす﹂ことにしか関心を持たなかったからです。金儲けを指南する本や教材も、ことごとく﹁自分自身がお金持ちになる﹂ことを前提としていました。
しかし、そうやって自分自身がお金持ちになることを目指しても、必ず限界がきます。その限界を私は﹁4つの壁﹂と呼んでいます。
4つの壁とは、節税したくてもできない﹁税制の壁﹂、努力が昇給に反映されない﹁給与体系の壁﹂、副業を禁止する﹁就業規則の壁﹂、そして転職しても給与が上がらない﹁転職市場の壁﹂のことです。
お金持ちになることを目指してスキルを必死に磨き、死にもの狂いで働いても、すぐにこの4つの壁があなたの前に立ちはだかります。
つまり、あなたが裕福になれないのは、努力が足りないわけでも、仕事で成果が出ないからでも、ましてや不景気だからでもなく、これら4つの壁に邪魔をされているから。
では、どうしたらいいのか?まずは﹁自分自身がお金持ちになる﹂という発想を捨てましょう。
本気で経済的自由を手に入れたければ、﹁スキルを必死に磨いて、死にもの狂いで働きつづけ、自分自身がお金持ちになる﹂という発想を一切がっさい捨ててください。
自分のためではなく
妻のために時間を使う
﹁自分自身がお金持ちになる﹂という発想を捨て去ることができたら、代わりに﹁妻をお金持ちにする!﹂と決心してください。
サラリーマンがお金持ちになることは不可能ですが、じつは夫が妻をお金持ちにすることは意外と簡単です。