911同時多発テロ事件後のアメリカではテロの脅威から国民を守る名目で幾つもの政府機関が新設され、テロや犯罪を未然に防ぐための商品開発に切磋琢磨する企業が急増した。テロによって生まれた新しい産業が、逆にアメリカ人の脅えを助長していないだろうか。

世論調査から垣間見える
アメリカ人の複雑な心境

 4月15日の午後にボストンの中心部コープリー広場近くのボイルストン通りで2度の爆発が発生し、200人以上が死傷したボストンマラソン爆弾事件。容疑者の兄弟が北カフカス地方からアメリカに移住してきたバックグラウンドを持ち、死亡した兄が強烈な反米思想の持ち主であったという報道も手伝って、アメリカに対するテロの脅威に注目が集まった。


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