「北京のスーパーでは、日本の農産物がすごく人気がありますよ」

 ある中国人ジャーナリストが、その様子をこう語ってくれた。「日本のリンゴを初めて見ると、これは腐っているんじゃなかいかと思う。芯のところに蜜があるでしょ。でも、食べてみてその甘さにびっくり。お米も人気がある」。北京の富裕層にとっては、安心・安全、おしいしい日本ブランドを買うのに、価格の高さは気にならないらしい。

 11月7日から、横浜で開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)を前に、菅政権が9日にもTPP(環太平洋パートナシップ協定)交渉への参加を、閣議決定すると伝えられている。TPP加盟への最大の障害は、農業である。菅総理が、10月1日所信表明演説で、TPPへの参加の意向を表明してから、農業団体はもちろんのこと、与党民主党内部からも反対の声が上がっている。


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