アン自身の魅力もさながら、やはりアンブックスの特徴は様々な個性派キャラクターでしょう。

周りにいかにもいそうな人物がデフォルメして描写されています。あなたの好きなキャラクターは誰ですか?








  Anne Shirley


1866年にノヴァスコシャのボーリンググローブで生まれる。

生後すぐに両親が病死し、孤児院をたらい回しにされた後に11歳の時クスバート家に引き取られる。
初めはハイパーチャイルドでやたら夢想癖があってマリラが心配していた。
思い込みが激しく、ダイアナに対して独占欲も強かった。

成長してからは、大学時代にギルに崇拝されながらも美男子でお金持ちのロイと交際。
結局大学卒業の頃に幼馴染のギルと婚約。
婚約時代にはサマーサイド中学の校長をつむなどしてキャリアを積み、25歳で結婚とともに引退。
あの細い体で子供を7人もポンポン産んだ。

ギルからはやきもちなんてやかない澄んだ泉のような心の持ち主と思われているけれど、やきもちも結構焼いている。

中年になってからは「ギルの愛がもうさめてしまったの?」とクリスチンに対してやきもちを焼いていた。
後でギルが「クリスチンは君に対していじわるだった」と言われても「え?そうだった?」とあくまでイイ子ぶっている。
中年になって賢く、イヤラしくなるアンなのだった。

でもそんな人間的なところがアンの魅力。


マリラ・クスバート  Marilla Cuthbert

アンをひきとった里親。
『マリラ叔母さん』と呼びたいと言うアンに対して『マリラと呼べ』と主張する。
初めはとっても厳しいけどアンを溺愛しているため結局後で超甘やかしてしまうのだ。
アンを愛するあまり神様に失礼じゃないかしらなんて思ったこともある程。
遠い昔、ギルバートの父と恋人同志だったという過去あり。

『聞いてあきれるよ』"Fiddlesticks!"が口癖。
たくさん言ってそうだけど、「赤毛のアン」の中では七回しか言ってない。




マシュウ・クスバート  Mathew Cuthbert

とっても内気なマリラの兄。
女性恐怖症らしく、ブレアさんの店でとんちんかんな物を女従業員に買わされていた。
アンの一番の理解者。アンの袖のふくらんだドレスを作ってくれたのもこの人だった。

口癖は『そうさのう』"Well, now..." なんと作中35回も言っている。


ダイアナ・バーリー  Diana Barry

アンの親友。
子供の頃はのびのびと空想遊びにアンとふけっていたが思春期のころから結構現実主義者になる。
自分は『そんだけど』なんて言ってしまう田舎ものだと思っているらしい。
黒い髪と目をしてほっぺはバラ色だった子供のころはボッチャリとして可愛らしかったらしいが、大人になると太り過ぎを気にしている。
フレッド・ライトと21歳で結婚して子供を二人作る。
炉端荘編冒頭のアンとのピクニックにある彼女の『チョコレートケーキとの戦い』に心通うものを感じた女性は多い。


ギルバート・ブライス  Gilbert Blythe

アンより4歳年上。
アンの赤毛をからかって石盤を頭でカチ割られたときからアンにぞっこんになる。
アンと結婚したのが15年後くらいなのでアンひとすじによくがんばってきたのだ。
でも大学時代にクリスチンという女と遊んだりしてアンを嫉妬させたりした。

ハンサムで男らしいらしい。大学のクラブ入部の試練で助女装してあるいたらしいけど、それでも立派にみえたらしい。

しかし腸チフスにかからなかったらアンはモノにできなかったね。命がけでアンをゲットした男なのだ。


リンド夫人 (レイチェル・リンド) Rachel Lynde

クスバート家の隣人(といっても距離はかなりあるみたいだけど)。

おしゃべりでおせっかいでうわさ好きな典型的おばさん。
なんか関西のオバチャン達をおもわせるパワフルな人なのだ。御主人の死後マリラと同居することになる。

口癖は『まったくのところ』"that's what." このセリフは「赤毛のアン」の中では16回登場します。



その他の登場人物

まだ全部カバーされてません。増やしていきますから許して下さい。

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ハ行からンまで

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