﹁はぁー クラブもねぇ スタバもねぇ ヘタすりゃ電車も走ってねぇ!!﹂
みたいな地方に生きる若者にとっては、今だトップクラスの娯楽コンテンツとして﹁カラオケ﹂﹁CDレンタル﹂が君臨し続けています。
︵※体感含む︶
中古屋チェックの他にもうひとつ、地方のCDレンタル店の在庫状況も現地調査するのが趣味なんですけど
このブログの主題である女性アイドルでいいますと、まず鉄板で常備されているのはAKBグループ︵ここは劇場公演のアルバムまで全種類フルコンプ︶。
次に、特にCDショップ大賞とったあたりからかな、ここ1年でももいろクローバーZがアルバムのみならず、今までのシングルもほぼ全て置かれるようになった。
んでもうひとつ、これは昔からの蓄積があるハロープロジェクト︵2005年あたりから一時期消滅しかけていたが、プラチナ再評価の2011年以降、入荷が徐々に復活してきた︶。
あとこれはavex枠なのか、SUPER☆GiRLSがちょっとシングル在庫強くて、今地方で安定してCDレンタル店に在庫が置かれている女性アイドルグループは、この4つくらい。
逆に言えば、この4つ以外、ほとんどの女性アイドルはまだ地方のロードサイド・コミュニティにたどり着けていないと。
これだけ女性アイドルグループが増えたこの現状においても、こんだけアイドルコンテンツが飛躍的浸透を遂げたように見えるこの時代でも。
じゃあ地方のCDレンタル店では今一体何が強いのかというと、陳列棚見てますと、まずオムニバスCDがとにかく多い。 JPOPだろうがR&Bだろうがジャズだろうがレゲエだろうがとにかくオムニバス。 これは単に通常の動機だけじゃなく、過去のSUPER EUROBEATのようなホイホイ的佇まいでもなく、ネットに明るい層にとってのyoutube検索が地方ではオムニバスCDレンタルに転換されている感じ。 それからもう1つ、ここ数年はほんとにボーカロイドが強い。 最初は新人アーティストのPICK UP程度な棚割りしかなかったのに、CDパッケージ作品が増えるごとにどんどんレンタル在庫も拡張し、地方ではどこいっても今やヘタな大物アーティストよりよっぽど上客扱いで、一大勢力︵コーナー︶を形成している。 ボカロについてはカラオケでも今や全国ランキングの上位に食い込むようにになってきたのは皆が知るところとして、実際にどんな地方のカラオケ店行っても履歴見るとまず、100%ボカロって入ってるんですよね。 地方で生きる人間の実感として、ボーカロイドはいつの間にかはっきりと、そこまでネットに頼りきっていないはずのロードサイドの住人にまで、しっかりコンテンツの根を伸ばしてきている。 ネットやSNSの発展により共に日々拡大を続けているはずのボーカロイドと女性アイドルは、実はエンタメコンテンツの終着地、地方において大きく差が開いてきている。
…なんでここまで長々と地方のあれこれを書き綴っていたかというと最近こういうのも読んでたりして。 違法ダウンロード罰則化 回復しない音楽売り上げが示すもの︵ITmediaニュース︶ ﹁音楽を売る﹂ということの先にあるもの︵日々の音色とことば︶ 違法ダウンロード刑事罰化から一年後の定点観測について補足してみる︵たにみやんアーカイブ︶ 音楽に興味のない人達にとってのきっかけになりたいんです / 山口一郎︵TheFutureTimes︶ ﹁90年代みたいな夢はもう辿れない﹂横山健のシビアなシーン分析と、レーベルが目指すもの︵Real Sound︶
最近はDL販売も広がり、一曲250円とかで安価に音源購入する事も可能になってきてますけど、それでも同じくらいの値段で複数の収録曲を楽しめるという点、そして何より非ネット依存層の﹃現物が手元にある安心感﹄という点で、特にCD購入における握手イベなどの利益が存在しない地方ではやっぱりまだ、圧倒的にCDレンタルは強い。 そしてもうひとつ、非ネット期の音楽業界でハイスタが夢を経験していた﹁いい時代﹂、当時最寄の駅まで車で40分かかる田舎に住んでいたうちの夫を筆頭に、そこここの地方在住者がTVと雑誌のみの世界で、都会の子と同じスピードでハイスタのCD買って猛烈にコピーをやっている事例を知ってるので、たぶんこれは昔から、そして今は尚更、距離はクリエイターへのフィードバックにおける障害にはなってないと思うんです。 そういう所をまるっとまとめると、CD不況のこの時代において少なくともエンタメコンテンツにはもうちょっとこっちの方に鉱脈は存在しているはずで、その辺早めに掘削しだした所がこの次の先駆者的立ち位置にいそうな気がする、ていうかむしろもうちょっとこっちの方も搾取しろ吸い上げの施策を打ってほしいというのが地方民の正直なところです。
では引き続きBiSのIDOL is DEADの店頭在庫を探す仕事に戻らせていただきます。
︵あまつさえエビ中の中人すら鋭意捜索中︶
じゃあ地方のCDレンタル店では今一体何が強いのかというと、陳列棚見てますと、まずオムニバスCDがとにかく多い。 JPOPだろうがR&Bだろうがジャズだろうがレゲエだろうがとにかくオムニバス。 これは単に通常の動機だけじゃなく、過去のSUPER EUROBEATのようなホイホイ的佇まいでもなく、ネットに明るい層にとってのyoutube検索が地方ではオムニバスCDレンタルに転換されている感じ。 それからもう1つ、ここ数年はほんとにボーカロイドが強い。 最初は新人アーティストのPICK UP程度な棚割りしかなかったのに、CDパッケージ作品が増えるごとにどんどんレンタル在庫も拡張し、地方ではどこいっても今やヘタな大物アーティストよりよっぽど上客扱いで、一大勢力︵コーナー︶を形成している。 ボカロについてはカラオケでも今や全国ランキングの上位に食い込むようにになってきたのは皆が知るところとして、実際にどんな地方のカラオケ店行っても履歴見るとまず、100%ボカロって入ってるんですよね。 地方で生きる人間の実感として、ボーカロイドはいつの間にかはっきりと、そこまでネットに頼りきっていないはずのロードサイドの住人にまで、しっかりコンテンツの根を伸ばしてきている。 ネットやSNSの発展により共に日々拡大を続けているはずのボーカロイドと女性アイドルは、実はエンタメコンテンツの終着地、地方において大きく差が開いてきている。
…なんでここまで長々と地方のあれこれを書き綴っていたかというと最近こういうのも読んでたりして。 違法ダウンロード罰則化 回復しない音楽売り上げが示すもの︵ITmediaニュース︶ ﹁音楽を売る﹂ということの先にあるもの︵日々の音色とことば︶ 違法ダウンロード刑事罰化から一年後の定点観測について補足してみる︵たにみやんアーカイブ︶ 音楽に興味のない人達にとってのきっかけになりたいんです / 山口一郎︵TheFutureTimes︶ ﹁90年代みたいな夢はもう辿れない﹂横山健のシビアなシーン分析と、レーベルが目指すもの︵Real Sound︶
最近はDL販売も広がり、一曲250円とかで安価に音源購入する事も可能になってきてますけど、それでも同じくらいの値段で複数の収録曲を楽しめるという点、そして何より非ネット依存層の﹃現物が手元にある安心感﹄という点で、特にCD購入における握手イベなどの利益が存在しない地方ではやっぱりまだ、圧倒的にCDレンタルは強い。 そしてもうひとつ、非ネット期の音楽業界でハイスタが夢を経験していた﹁いい時代﹂、当時最寄の駅まで車で40分かかる田舎に住んでいたうちの夫を筆頭に、そこここの地方在住者がTVと雑誌のみの世界で、都会の子と同じスピードでハイスタのCD買って猛烈にコピーをやっている事例を知ってるので、たぶんこれは昔から、そして今は尚更、距離はクリエイターへのフィードバックにおける障害にはなってないと思うんです。 そういう所をまるっとまとめると、CD不況のこの時代において少なくともエンタメコンテンツにはもうちょっとこっちの方に鉱脈は存在しているはずで、その辺早めに掘削しだした所がこの次の先駆者的立ち位置にいそうな気がする、ていうかむしろもうちょっとこっちの方も