ETFの空売りはよく考えてね。逆日歩がつきやすい理由を説明します
空売りはいろいろコストかかるけど、特に逆日歩が負担がコスト重いよ
空売りを行うと以下のようなコストがかかります。
上の表は、逆日歩︵の率︶が高い順に並べた表です︵2014年2月21日︶。
このうち、灰色に色を塗ったものがETF︵上場投資信託︶です。
もう見ただけで全体に占めるETFの割合、高いですよね。
6位の神戸製鋼はPO︵公募増資︶中なので特殊事例ですし︵POディスカウントとのアーブ的な空売りが増える︶。
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1.売買手数料
ネット証券なら小さい。何百円レベルのことが多い。2.貸株金利
株を借りるための品貸し料。株を持っている人はただで貸すわけではありません。モノを貸すと言うことは相手が返せなくなりリスクを背負うと言うことです。 当然そうしたリスクを織り込んだ上での貸し賃が必要になります。ただし、通常の銘柄では年率で1.15%程度。新興企業などで出回っている株が少ない場合は跳ね上がる。3.配当落ち調整額
配当の権利落ち日をまたぐ場合に発生。株価で配当落ち分だけ下落して調整︵信用売り方の利益︶されるため、実質的には負担とはいえないかな。4.管理費
これは本当に盲点になりやすい。1ヶ月単位で発生する管理費。1,株当たり0.15円、ただし売買単位が1株︵口︶の銘柄は15円。単価が低く、売買単位が1株単位の銘柄は気をつけてください。 この管理費の負担の重さを言いたいことも、この記事を書いた理由の一つです。5.逆日歩
空売りを行うための株が足らなくなった場合、その調達のためにかかる追加的に費用。 このうち最も変動が大きくて、場合によっては大きなコストになるのが、5.逆日歩です︵少額の空売りだと4.管理費も重くなるケースもある︶。 ひどいケースだと、1日10%︵年換算で1,000%超!︶を超えることもあります。 この逆日歩のETFへの付きやすさが、この記事の主題です。逆日歩の付き方のサンプル
![f:id:ikahonokaho:20140222195449p:plain ETFの逆日歩の実例](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/ikahonokaho/20140222/20140222195449.png)